図面では見えない失敗。建築士がマンション下見で必ずチェックする「動線の壁」
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50代からの大阪マンションリノベーション「これだけは知っておきたい・マンションリノベ45のリフォーム設計完全講座」
建築士と考える「ワンフロア動線」と「賢いマンション購入&改修」45選
図面では見えない失敗。建築士がマンション下見で必ずチェックする「動線の壁」
第3講座|第1章 身体・ワンフロア動線 第3話
公開日:2026年10月1日 更新日:2026年10月1日
この記事は、大阪・阿倍野区天王寺区で中古マンションの購入とリノベーションを考える50代の方に向けた「50代からのマンション10個のコツ」のうち、コツ①(身体・ワンフロア動線)にあたります。10個のコツの一覧はこちら
大阪市内で中古マンションを見せていただく時、間取り図だけでなく、いくつか具体的に確認しているポイントがあります。
内覧の日は、いつもメジャーとメモ帳を持っていきます。玄関で靴を脱いだ瞬間から、床の硬さや、ひんやりした感触を確かめながら、部屋を一つずつ歩いていきます。
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距離を数字にする
まず、寝室からトイレ、洗面、LDKまでの距離です。阿倍野区のあるお客様の内覧では、寝室からトイレまで歩数を数えたら、実測で8メートルほどありました。1日に6回歩くとすると、それだけでかなりの距離になります。
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扉の枚数と、収納の高さ
開き戸が多いと、開閉のたびに身体を使いますし、通路が狭いと、将来的に杖や手すりを使う時に困ることもあります。
別のお宅では、よく使う調味料や食器が、しゃがまないと届かない低い場所にありました。かがむ、背伸びをする、という動作は、地味ですが積み重なると負担になっていきます。
| 一般的な内覧の進め方 | 建築士同行での内覧 | |
|---|---|---|
| 確認項目 | 間取り・方角・広さを中心に見る | 距離の実測、扉の枚数、収納の高さまで確認 |
| 共用部 | エントランスの印象程度 | エレベーター位置、共用廊下の長さも歩いて確認 |
| 持ち物 | 特になし | メジャーとメモ帳で、歩数と距離を記録 |
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今日、試していただきたいこと
今のお住まいで、よく使う物の位置を確認してみてください。高すぎたり低すぎたりする収納があれば、使う頻度の高いものだけでも動かしてみると、暮らしやすさが変わると思います。
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建築士として、いつもお伝えしていること
実は、玄関から住戸までの共用部分の動線も確認しています。エレベーターの位置、共用廊下の長さなども、日々の暮らしやすさに関わってきます。
内覧の際は、実際に歩数を数えながら図面に数字をメモしていくようにしています。感覚ではなく数字として記録することで、後から他の物件と比較しやすくなります。
見落としがちな補足
内覧できる時間には限りがあるため、すべての項目を一度に確認しきれないこともあります。優先順位をつけて、寝室からトイレ・洗面までの動線だけは必ず歩いて確認する、といった形で絞っていただくのも一つの方法です。
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動線は、間取り図では見えません。歩いてはじめて見えてくるものです。中古マンション購入を大阪・天王寺区や阿倍野区で検討される際は、内覧に建築士が同行することも一つの選択肢だと思います。
内覧時の確認ポイントについては、FMやお79.2MHz「OH家ェ あなたのおうちの相談室」でも詳しくお話ししました。
よくある質問
内覧の時、動線についてどこを見ればいいですか?
寝室からトイレ、洗面、LDKまでの距離、扉の枚数と開き方、収納の高さを見ておくと、暮らしやすさの目安になります。
共用部分も確認する必要がありますか?
玄関から住戸までのエレベーターの位置や共用廊下の長さも、日々の暮らしやすさに関わるため、あわせて確認することをおすすめします。
収納の高さは、どのくらいが使いやすいですか?
よく使う物ほど、腰から目線の高さに置くことが多くの方にとって使いやすいようです。踏み台やしゃがむ動作が必要な場所は、使用頻度の低い物にまわすとよいと思います。
内覧に建築士が同行するメリットは何ですか?
間取り図だけでは分からない距離感や扉の開閉、共用部の動線まで、その場で実測しながら確認できる点だと思います。
大阪市内の中古マンション内覧に同行してもらえますか?
はい。阿倍野区・天王寺区を含む大阪市内や、八尾市など当社の施工エリアであれば、内覧同行についてもご相談いただけます。
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家づくりについてお気軽にご相談ください
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
住まいづくりは、一生に何度も経験するものではありません。だからこそ私たちは、「家を売ること」ではなく、「後悔しない家づくりの判断基準をお伝えすること」を大切にしています。
インターネットには多くの情報がありますが、ご家族によって最適な住まいは異なります。土地探し、新築注文住宅、建て替え、中古住宅購入+リノベーションなど、住まいづくりで気になることがありましたら、お気軽にご相談ください。
この記事の執筆・監修者
安本昌巨(やすもと よしきよ)
株式会社シーキューブ 代表取締役 二級建築士
住宅業界歴28年以上
大手ハウスメーカー(クボタハウス、三井ホーム、セキスイハイム、積水ハウスなど)の下請け施工工事会社として現場監督経験を積み、その後、元請けに転向し新築注文住宅・建て替え・リノベーション・不動産まで幅広く携わり、これまで累計700棟以上の住まいづくりに携わってきました。
大阪、奈良を中心に、狭小地・変形地・都市部住宅など条件の難しい土地での設計・施工実績が豊富です。「限られた土地でも、広く心地よく暮らせる住まい」を、認知設計という独自理論を組み上げた「同じ広さでも、より広く見える。広く感じる。」の設計を得意としています。
私が家づくりで最も大切にしたいのは、「性能」だけではなく「住み心地」です。生まれ育ちは大阪八尾の14坪の敷地での狭小住宅。幼いころ、父の実家、冬になると一度外へ出なければお風呂へ行けなかった祖父の家で暮らした経験があります。大学時代は阪神・淡路大震災を経験し、被災した友人たちの住まいを目の当たりにしました。その経験から、「家は単なる建物ではなく、家族の命を守り、日常をはぐくむ場所」であることを強く実感しました。
だからこそ、耐震性や断熱性能をしっかり確保しながら、毎日の暮らしやすさ、家事や子育てがしやすい動線設計、収納計画、光や風を活かす設計、将来まで安心して住み続けられる間取りまで含めて、「住み心地そのものを設計すること」を大切にしています。
また、金融機関からこの住宅業界に入った経緯があり、専門的な住宅知識をできるだけ分かりやすくお伝えすることも自分の使命と考え、これまで積み上げてきた住宅業界の経験をもとに情報発信を続けています。
主な資格・実績
株式会社シーキューブ 代表取締役
二級建築士
住宅業界歴28年以上
新築・建て替え・リノベーション累計700棟以上に携わる
狭小住宅・都市型住宅・変形地住宅の設計実績多数
FMやお79.2MHz「OH家ェ あなたのおうちの相談室」メインコメンテーター(毎週火曜日11:20放送)
著書『家づくり 絆づくり 幸せづくり』
シーキューブについて
株式会社シーキューブは、大阪府八尾市・阿倍野区を拠点に、新築注文住宅・建て替え・リノベーション・中古住宅購入+リノベーション・土地探しまで、住まいづくりをトータルワンストップでサポートする住宅会社です。「HOME & STORY(家の話をしよう、家族の話をしよう。)」をコンセプトに、ご家族一人ひとりの暮らしに寄り添った家づくりを行っています。
特に、狭小住宅・変形地住宅・都市型住宅3階建て・共働き世帯の家づくり・収納設計・家事動線設計・光と風を活かすパッシブ設計・照明設計・性能向上フルリノベーションを得意とし、「限られた広さでも、広く豊かに暮らせる住まい」を、認知設計をつかった空間・住宅として数多く手掛けています。
ラジオでも家づくり情報を発信しています
FMやお79.2MHz「OH家ェ あなたのおうちの相談室」毎週火曜日11時20分放送中
ご相談・お問い合わせ
株式会社シーキューブ 八尾スタジオ/あべのスタジオ
TEL:0120-036-833 受付時間:10:00〜18:00 定休日:火曜日・水曜日
施工エリア:大阪(八尾市・東大阪市・藤井寺市・羽曳野市・柏原市ほか大阪府全域)、奈良(奈良市・大和高田市ほか)、京都(相楽郡・木津川市・京田辺市)
この記事について
※この記事は過去、FMやおで放送された内容を一部、ブログ用に修正・加筆したものです。住宅業界歴28年以上、累計700棟以上の住まいづくりに携わってきた二級建築士・安本昌巨が、実際の現場経験と設計・施工実績をもとに執筆・監修しています。掲載している内容は記事公開時点の情報です。法令・制度・補助金・住宅ローン・建築基準等は変更される場合がありますので、最新の情報についてはお気軽にお問い合わせください。










