マンションは本当に冬暖かいのか?方角・階数で変わる体感温度の話
50代からの大阪マンションリノベーション「これだけは知っておきたい・マンションリノベ45のリフォーム設計完全講座」
建築士と考える「ワンフロア動線」と「賢いマンション購入&改修」45選
マンションは本当に冬暖かいのか?方角・階数で変わる体感温度の話
第10講座|第3章 温熱・空気・健康 第1話
公開日:2026年10月1日 更新日:2026年10月1日
この記事は、大阪・阿倍野区天王寺区で中古マンションの購入とリノベーションを考える50代の方に向けた「50代からのマンション10個のコツ」のうち、コツ③(温熱・空気・健康)にあたります。10個のコツの一覧はこちら
冬の朝、リビングは床暖房で足元がぽかぽかしているのに、寝室のドアを開けた瞬間、ひんやりとした空気がすっと肌に触れる。窓際に立つと、ガラスの冷たさが顔にまで伝わってくるような感覚があります。大阪でマンションのご相談を受けていると、こうした部屋ごとの温度差の話をよく伺います。
「マンションって、戸建てより暖かいイメージがありますよね」
外気に接する面が少ない住戸もあるので、その印象は間違いではないと思います。ただ、実際には方角や階数、住戸の位置によって、かなり差があります。
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実際にあったご相談から
同じマンションの中でも、角部屋は外気に接する壁が2面あるので、中住戸に比べて冬は寒く感じやすい傾向があります。あるお客様は、角部屋を選ばれたあと、寝室の窓際が特に冷えると気づかれました。
逆に、西向きの住戸では、夏の午後、西日が入る時間帯に室温がぐっと上がることがあります。あるお宅では、レースのカーテン越しでも、日射の熱さを肌で感じるとおっしゃっていました。
| 一般的な見方 | シーキューブの見方 | |
|---|---|---|
| 断熱の評価 | マンション=暖かいと一括りにする | 方角・階数・中住戸か角住戸かまで個別に確認する |
| 冬の対策 | リビングの暖房設備だけを見る | 寝室・洗面・廊下まで含めた温度差を確認する |
| 夏の対策 | 見落とされがち | 西向き住戸の日射・西日の入り方まで確認する |
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今日、試していただきたいこと
今のお住まいで、リビング、寝室、洗面所、それぞれの体感温度を、一度意識して比べてみてください。温度計を置いてみるのもおすすめです。これは今日からできそうなことだと思います。
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建築士として、いつもお伝えしていること
物件を見る時は、方角、階数、窓の面積、そして中住戸か角住戸かを、必ず確認しています。同じ間取りでも、この条件によって、住んでからの快適さがかなり変わってきますので。図面だけでは分からない部分だと感じています。
見落としがちな補足
角部屋は冬に寒く感じやすい一方、2方向に窓があるぶん採光や通風では有利になることもあります。温熱だけでなく、明るさや風通しとあわせて総合的に判断していただくのがよいかと思います。
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マンションだから暖かい、ではなく、その部屋だから暖かい、で考えてみてください。大阪で中古マンションを探される際は、方角や階数も含めて見ていただくことをおすすめします。
この話題は、FMやお79.2MHz「OH家ェ あなたのおうちの相談室」でもお話ししました。
よくある質問
マンションは戸建てより暖かいですか?
外気に接する面が少ない住戸では暖かく感じやすい傾向がありますが、方角や階数、角部屋か中住戸かによって差があり、一括りにはできません。
角部屋は寒いですか?
外気に接する壁が2面あるため、中住戸に比べて冬は寒く感じやすい傾向があります。一方で採光や通風では有利になることもあります。
西向きの住戸で気をつけることは?
夏の午後に西日が入り、室温が上がりやすい傾向があります。レースカーテンや窓の性能とあわせて確認することをおすすめします。
今日からできることはありますか?
リビング・寝室・洗面所の体感温度を意識して比べてみることは、どなたでもすぐに試していただける工夫です。
大阪でマンションの温熱環境を相談できますか?
はい。阿倍野区・天王寺区を含む大阪市内や八尾市など当社の施工エリアであれば、方角・階数を踏まえたご相談を承っています。
第2話 10年後・20年後ほど室温差が負担になる理由。LDKだけ快適な家の落とし穴 →
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家づくりについてお気軽にご相談ください
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
住まいづくりは、一生に何度も経験するものではありません。だからこそ私たちは、「家を売ること」ではなく、「後悔しない家づくりの判断基準をお伝えすること」を大切にしています。
インターネットには多くの情報がありますが、ご家族によって最適な住まいは異なります。土地探し、新築注文住宅、建て替え、中古住宅購入+リノベーションなど、住まいづくりで気になることがありましたら、お気軽にご相談ください。
この記事の執筆・監修者
安本昌巨(やすもと よしきよ)
株式会社シーキューブ 代表取締役 二級建築士
住宅業界歴28年以上
大手ハウスメーカー(クボタハウス、三井ホーム、セキスイハイム、積水ハウスなど)の下請け施工工事会社として現場監督経験を積み、その後、元請けに転向し新築注文住宅・建て替え・リノベーション・不動産まで幅広く携わり、これまで累計700棟以上の住まいづくりに携わってきました。
大阪、奈良を中心に、狭小地・変形地・都市部住宅など条件の難しい土地での設計・施工実績が豊富です。「限られた土地でも、広く心地よく暮らせる住まい」を、認知設計という独自理論を組み上げた「同じ広さでも、より広く見える。広く感じる。」の設計を得意としています。
私が家づくりで最も大切にしたいのは、「性能」だけではなく「住み心地」です。生まれ育ちは大阪八尾の14坪の敷地での狭小住宅。幼いころ、父の実家、冬になると一度外へ出なければお風呂へ行けなかった祖父の家で暮らした経験があります。大学時代は阪神・淡路大震災を経験し、被災した友人たちの住まいを目の当たりにしました。その経験から、「家は単なる建物ではなく、家族の命を守り、日常をはぐくむ場所」であることを強く実感しました。
だからこそ、耐震性や断熱性能をしっかり確保しながら、毎日の暮らしやすさ、家事や子育てがしやすい動線設計、収納計画、光や風を活かす設計、将来まで安心して住み続けられる間取りまで含めて、「住み心地そのものを設計すること」を大切にしています。
また、金融機関からこの住宅業界に入った経緯があり、専門的な住宅知識をできるだけ分かりやすくお伝えすることも自分の使命と考え、これまで積み上げてきた住宅業界の経験をもとに情報発信を続けています。
主な資格・実績
株式会社シーキューブ 代表取締役
二級建築士
住宅業界歴28年以上
新築・建て替え・リノベーション累計700棟以上に携わる
狭小住宅・都市型住宅・変形地住宅の設計実績多数
FMやお79.2MHz「OH家ェ あなたのおうちの相談室」メインコメンテーター(毎週火曜日11:20放送)
著書『家づくり 絆づくり 幸せづくり』
シーキューブについて
株式会社シーキューブは、大阪府八尾市・阿倍野区を拠点に、新築注文住宅・建て替え・リノベーション・中古住宅購入+リノベーション・土地探しまで、住まいづくりをトータルワンストップでサポートする住宅会社です。「HOME & STORY(家の話をしよう、家族の話をしよう。)」をコンセプトに、ご家族一人ひとりの暮らしに寄り添った家づくりを行っています。
特に、狭小住宅・変形地住宅・都市型住宅3階建て・共働き世帯の家づくり・収納設計・家事動線設計・光と風を活かすパッシブ設計・照明設計・性能向上フルリノベーションを得意とし、「限られた広さでも、広く豊かに暮らせる住まい」を、認知設計をつかった空間・住宅として数多く手掛けています。
ラジオでも家づくり情報を発信しています
FMやお79.2MHz「OH家ェ あなたのおうちの相談室」毎週火曜日11時20分放送中
ご相談・お問い合わせ
株式会社シーキューブ 八尾スタジオ/あべのスタジオ
TEL:0120-036-833 受付時間:10:00〜18:00 定休日:火曜日・水曜日
施工エリア:大阪(八尾市・東大阪市・藤井寺市・羽曳野市・柏原市ほか大阪府全域)、奈良(奈良市・大和高田市ほか)、京都(相楽郡・木津川市・京田辺市)
この記事について
※この記事は過去、FMやおで放送された内容を一部、ブログ用に修正・加筆したものです。住宅業界歴28年以上、累計700棟以上の住まいづくりに携わってきた二級建築士・安本昌巨が、実際の現場経験と設計・施工実績をもとに執筆・監修しています。掲載している内容は記事公開時点の情報です。法令・制度・補助金・住宅ローン・建築基準等は変更される場合がありますので、最新の情報についてはお気軽にお問い合わせください。










