10年後・20年後ほど室温差が負担になる理由。LDKだけ快適な家の落とし穴
50代からの大阪マンションリノベーション「これだけは知っておきたい・マンションリノベ45のリフォーム設計完全講座」
建築士と考える「ワンフロア動線」と「賢いマンション購入&改修」45選
10年後・20年後ほど室温差が負担になる理由。LDKだけ快適な家の落とし穴
第11講座|第3章 温熱・空気・健康 第2話
公開日:2026年10月1日 更新日:2026年10月1日
この記事は、大阪・阿倍野区天王寺区で中古マンションの購入とリノベーションを考える50代の方に向けた「50代からのマンション10個のコツ」のうち、コツ③(温熱・空気・健康)にあたります。10個のコツの一覧はこちら
暖かいリビングでゆっくり過ごしたあと、お風呂に入ろうと脱衣所のドアを開けた瞬間、冷たい空気にどきっとする。肌が一気に粟立つような、あの感覚です。
想像するだけで、身体がぎゅっと縮こまりそうです。
50代の今は、多少の温度差があっても、それほど気にならないかもしれません。ただ、これが年齢を重ねていくと、身体への影響が大きくなっていく可能性があります。
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実際にあったご相談から
あるお宅では、リビングはとても暖かく快適なのですが、洗面所やトイレは温度対策がされておらず、その差が大きいままになっていました。ご家族から「LDKにいる時間が長くなった」というお話も伺いました。
別のお宅では、結露が窓だけでなく、外壁に面した部屋の隅の壁にも出ていました。目に見えにくい場所なので、気づいた時にはカビが発生していたそうです。
| 一般的な断熱対策 | シーキューブの考え方 | |
|---|---|---|
| 対象範囲 | リビングを中心に暖かくする | 寝室・洗面・トイレまで含めた家全体で考える |
| 結露の確認 | 窓だけを見る | 外壁に面した壁の隅まで確認する |
| 時間軸 | 今の快適さを優先 | 10年後・20年後の身体への負担まで見据える |
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今日、試していただきたいこと
脱衣所やトイレの温度を、一度測ってみてください。リビングとの差が大きいようであれば、それが将来的な負担につながる可能性があります。これも今すぐ確認できることだと思います。
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建築士として、いつもお伝えしていること
設計の際は、LDKだけでなく、家じゅうの温度差をできるだけ均一に近づけることを意識しています。寝室、洗面、トイレまで含めて、断熱や換気の計画を立てるようにしています。一部屋だけでなく、家全体で考えることが大切だと思っています。
見落としがちな補足
家全体の温度差を均一に近づける工事は、断熱改修の範囲が広くなるぶん、費用や工期も大きくなる傾向があります。優先順位として、まず脱衣所・トイレなど温度差が大きい場所から手をつける、という進め方も一つの方法です。
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暖かさは、一部屋ではなく、家全体で育てるものだと思います。大阪でマンションのリノベーションを検討される際は、LDKだけでなく水回りの温熱環境もあわせて見ていただけたらと思います。
この内容は、FMやお79.2MHz「OH家ェ あなたのおうちの相談室」でもお話ししました。
よくある質問
なぜ室温差が将来問題になるのですか?
50代の今は気にならない温度差も、年齢を重ねるにつれて身体への負担が大きくなっていく可能性があるためです。
LDKだけ暖かければ十分ではないですか?
LDKだけでなく、脱衣所やトイレなど家じゅうの温度差を均一に近づけることで、身体への負担を減らしやすくなります。
結露はどこに出やすいですか?
窓だけでなく、外壁に面した部屋の隅の壁にも出ることがあります。目に見えにくい場所のため、注意が必要です。
脱衣所の寒さ対策はできますか?
断熱改修や暖房設備の追加など、方法はいくつかあります。まずは現状の温度差を測ることから始めることをおすすめします。
大阪でマンション全体の断熱を相談できますか?
はい。阿倍野区・天王寺区を含む大阪市内や八尾市など当社の施工エリアであれば、家全体の温熱環境についてご相談いただけます。
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第3話 窓に触れた冷たさでわかること。建築士が購入前に確認する温熱のポイント →
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家づくりについてお気軽にご相談ください
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
住まいづくりは、一生に何度も経験するものではありません。だからこそ私たちは、「家を売ること」ではなく、「後悔しない家づくりの判断基準をお伝えすること」を大切にしています。
インターネットには多くの情報がありますが、ご家族によって最適な住まいは異なります。土地探し、新築注文住宅、建て替え、中古住宅購入+リノベーションなど、住まいづくりで気になることがありましたら、お気軽にご相談ください。
この記事の執筆・監修者
安本昌巨(やすもと よしきよ)
株式会社シーキューブ 代表取締役 二級建築士
住宅業界歴28年以上
大手ハウスメーカー(クボタハウス、三井ホーム、セキスイハイム、積水ハウスなど)の下請け施工工事会社として現場監督経験を積み、その後、元請けに転向し新築注文住宅・建て替え・リノベーション・不動産まで幅広く携わり、これまで累計700棟以上の住まいづくりに携わってきました。
大阪、奈良を中心に、狭小地・変形地・都市部住宅など条件の難しい土地での設計・施工実績が豊富です。「限られた土地でも、広く心地よく暮らせる住まい」を、認知設計という独自理論を組み上げた「同じ広さでも、より広く見える。広く感じる。」の設計を得意としています。
私が家づくりで最も大切にしたいのは、「性能」だけではなく「住み心地」です。生まれ育ちは大阪八尾の14坪の敷地での狭小住宅。幼いころ、父の実家、冬になると一度外へ出なければお風呂へ行けなかった祖父の家で暮らした経験があります。大学時代は阪神・淡路大震災を経験し、被災した友人たちの住まいを目の当たりにしました。その経験から、「家は単なる建物ではなく、家族の命を守り、日常をはぐくむ場所」であることを強く実感しました。
だからこそ、耐震性や断熱性能をしっかり確保しながら、毎日の暮らしやすさ、家事や子育てがしやすい動線設計、収納計画、光や風を活かす設計、将来まで安心して住み続けられる間取りまで含めて、「住み心地そのものを設計すること」を大切にしています。
また、金融機関からこの住宅業界に入った経緯があり、専門的な住宅知識をできるだけ分かりやすくお伝えすることも自分の使命と考え、これまで積み上げてきた住宅業界の経験をもとに情報発信を続けています。
主な資格・実績
株式会社シーキューブ 代表取締役
二級建築士
住宅業界歴28年以上
新築・建て替え・リノベーション累計700棟以上に携わる
狭小住宅・都市型住宅・変形地住宅の設計実績多数
FMやお79.2MHz「OH家ェ あなたのおうちの相談室」メインコメンテーター(毎週火曜日11:20放送)
著書『家づくり 絆づくり 幸せづくり』
シーキューブについて
株式会社シーキューブは、大阪府八尾市・阿倍野区を拠点に、新築注文住宅・建て替え・リノベーション・中古住宅購入+リノベーション・土地探しまで、住まいづくりをトータルワンストップでサポートする住宅会社です。「HOME & STORY(家の話をしよう、家族の話をしよう。)」をコンセプトに、ご家族一人ひとりの暮らしに寄り添った家づくりを行っています。
特に、狭小住宅・変形地住宅・都市型住宅3階建て・共働き世帯の家づくり・収納設計・家事動線設計・光と風を活かすパッシブ設計・照明設計・性能向上フルリノベーションを得意とし、「限られた広さでも、広く豊かに暮らせる住まい」を、認知設計をつかった空間・住宅として数多く手掛けています。
ラジオでも家づくり情報を発信しています
FMやお79.2MHz「OH家ェ あなたのおうちの相談室」毎週火曜日11時20分放送中
ご相談・お問い合わせ
株式会社シーキューブ 八尾スタジオ/あべのスタジオ
TEL:0120-036-833 受付時間:10:00〜18:00 定休日:火曜日・水曜日
施工エリア:大阪(八尾市・東大阪市・藤井寺市・羽曳野市・柏原市ほか大阪府全域)、奈良(奈良市・大和高田市ほか)、京都(相楽郡・木津川市・京田辺市)
この記事について
※この記事は過去、FMやおで放送された内容を一部、ブログ用に修正・加筆したものです。住宅業界歴28年以上、累計700棟以上の住まいづくりに携わってきた二級建築士・安本昌巨が、実際の現場経験と設計・施工実績をもとに執筆・監修しています。掲載している内容は記事公開時点の情報です。法令・制度・補助金・住宅ローン・建築基準等は変更される場合がありますので、最新の情報についてはお気軽にお問い合わせください。










