マンションに庭がなくても「外」を暮らしに取り込めるか。窓の外の景色という財産
50代からの大阪マンションリノベーション「これだけは知っておきたい・マンションリノベ45のリフォーム設計完全講座」
建築士と考える「ワンフロア動線」と「賢いマンション購入&改修」45選
マンションに庭がなくても「外」を暮らしに取り込めるか。窓の外の景色という財産
第14講座|第4章 外・街とのつながり 第1話
公開日:2026年10月1日 更新日:2026年10月1日
この記事は、大阪・阿倍野区天王寺区で中古マンションの購入とリノベーションを考える50代の方に向けた「50代からのマンション10個のコツ」のうち、コツ④(外・街とのつながり)にあたります。10個のコツの一覧はこちら
ソファに深く腰かけて、ふと顔を上げた時、窓の向こうに公園の緑が見えて、風でわずかに葉が揺れているのが分かる。そんな景色が視界に入るだけで、部屋の空気まで少し軽くなるような感覚があります。
マンションには、戸建てのような庭がないことがほとんどです。ただ、庭がなくても、外を暮らしに取り込む方法はあると思っています。このテーマは、マンション版「次の住み家」のシリーズの中でも、特に大切にしたいところです。
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実際にあったご相談から
あるお宅では、リビングの窓の正面に、隣接する公園の木々が見える配置でした。カーテンを開けたまま過ごす時間が長くなり、奥さまは「まるで庭があるみたい」とおっしゃっていました。
逆に、別のお宅では、窓の外に隣の建物の壁しか見えず、ブラインドをほとんど閉めたまま生活されていました。日中でも照明をつけている状態で、窓があるのに、外とのつながりを感じにくい暮らしになっていました。
| 一般的な見方 | シーキューブの見方(外部連結) | |
|---|---|---|
| 窓の評価 | 広さや数だけで評価する | 窓の外に何が見えるかまで評価する |
| 物件選び | 専有面積を優先する | 専有面積+窓の外の景色をセットで考える |
| 設計の工夫 | 特に意識しない | 家具の高さや窓の位置を調整し、景色を視線の着地点にする |
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今日、試していただきたいこと
今、リビングのソファやダイニングの椅子に座った位置から、実際に何が見えるか、確認してみてください。空や緑が見えるか、それとも壁だけが見えるか、それだけでも気づきがあると思います。これは今日、家に帰ってすぐできることです。
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建築士として、いつもお伝えしていること
私たちはこれを「外部連結」と呼んでいます。窓の外にある空や街路樹、公園などを、視線の着地点として意図的に設計に取り込みます。家具の高さや窓の位置を少し調整するだけで、同じ景色でも見え方が大きく変わることがあります。
見落としがちな補足
窓の外の景色は、隣接する建物の将来の建て替えなど、自分ではコントロールできない要素によって変わる可能性もあります。現在の見え方だけでなく、周辺の用途地域や今後の開発計画も、分かる範囲で確認しておくとより安心です。
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庭がなくても、窓の外の景色は、暮らしの一部にできます。大阪でマンションを探される際は、専有面積だけでなく、窓の向こうに何が見えるかもあわせて確認していただくことをおすすめします。
この話題は、FMやお79.2MHz「OH家ェ あなたのおうちの相談室」でもお話ししました。
よくある質問
マンションには庭がなくても大丈夫ですか?
庭がなくても、窓の外の景色を暮らしに取り込むことで、庭に近い豊かさを感じられることがあります。「外部連結」という考え方です。
窓の外の景色は物件選びで重視すべきですか?
はい。専有面積だけでなく、窓の外に何が見えるかも、暮らしの満足度に大きく関わるため、あわせて確認することをおすすめします。
今日からできることはありますか?
リビングやダイニングの椅子に座った位置から、実際に何が見えるかを確認することは、どなたでもすぐに試せる工夫です。
窓の外の景色は将来変わることがありますか?
隣接地の建て替えなど、将来の変化によって見え方が変わる可能性があります。現在の周辺状況だけでなく、用途地域などもあわせて確認しておくと安心です。
大阪・阿倍野区や天王寺区で景色のよいマンションを探せますか?
はい。公園や緑が近いエリアも含め、阿倍野区・天王寺区を中心に物件探しのご相談を承っています。
第2話 70㎡でも奥行きを感じる間取り。視線で広さが変わる「視覚延長」の技法 →
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家づくりについてお気軽にご相談ください
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
住まいづくりは、一生に何度も経験するものではありません。だからこそ私たちは、「家を売ること」ではなく、「後悔しない家づくりの判断基準をお伝えすること」を大切にしています。
インターネットには多くの情報がありますが、ご家族によって最適な住まいは異なります。土地探し、新築注文住宅、建て替え、中古住宅購入+リノベーションなど、住まいづくりで気になることがありましたら、お気軽にご相談ください。
この記事の執筆・監修者
安本昌巨(やすもと よしきよ)
株式会社シーキューブ 代表取締役 二級建築士
住宅業界歴28年以上
大手ハウスメーカー(クボタハウス、三井ホーム、セキスイハイム、積水ハウスなど)の下請け施工工事会社として現場監督経験を積み、その後、元請けに転向し新築注文住宅・建て替え・リノベーション・不動産まで幅広く携わり、これまで累計700棟以上の住まいづくりに携わってきました。
大阪、奈良を中心に、狭小地・変形地・都市部住宅など条件の難しい土地での設計・施工実績が豊富です。「限られた土地でも、広く心地よく暮らせる住まい」を、認知設計という独自理論を組み上げた「同じ広さでも、より広く見える。広く感じる。」の設計を得意としています。
私が家づくりで最も大切にしたいのは、「性能」だけではなく「住み心地」です。生まれ育ちは大阪八尾の14坪の敷地での狭小住宅。幼いころ、父の実家、冬になると一度外へ出なければお風呂へ行けなかった祖父の家で暮らした経験があります。大学時代は阪神・淡路大震災を経験し、被災した友人たちの住まいを目の当たりにしました。その経験から、「家は単なる建物ではなく、家族の命を守り、日常をはぐくむ場所」であることを強く実感しました。
だからこそ、耐震性や断熱性能をしっかり確保しながら、毎日の暮らしやすさ、家事や子育てがしやすい動線設計、収納計画、光や風を活かす設計、将来まで安心して住み続けられる間取りまで含めて、「住み心地そのものを設計すること」を大切にしています。
また、金融機関からこの住宅業界に入った経緯があり、専門的な住宅知識をできるだけ分かりやすくお伝えすることも自分の使命と考え、これまで積み上げてきた住宅業界の経験をもとに情報発信を続けています。
主な資格・実績
株式会社シーキューブ 代表取締役
二級建築士
住宅業界歴28年以上
新築・建て替え・リノベーション累計700棟以上に携わる
狭小住宅・都市型住宅・変形地住宅の設計実績多数
FMやお79.2MHz「OH家ェ あなたのおうちの相談室」メインコメンテーター(毎週火曜日11:20放送)
著書『家づくり 絆づくり 幸せづくり』
シーキューブについて
株式会社シーキューブは、大阪府八尾市・阿倍野区を拠点に、新築注文住宅・建て替え・リノベーション・中古住宅購入+リノベーション・土地探しまで、住まいづくりをトータルワンストップでサポートする住宅会社です。「HOME & STORY(家の話をしよう、家族の話をしよう。)」をコンセプトに、ご家族一人ひとりの暮らしに寄り添った家づくりを行っています。
特に、狭小住宅・変形地住宅・都市型住宅3階建て・共働き世帯の家づくり・収納設計・家事動線設計・光と風を活かすパッシブ設計・照明設計・性能向上フルリノベーションを得意とし、「限られた広さでも、広く豊かに暮らせる住まい」を、認知設計をつかった空間・住宅として数多く手掛けています。
ラジオでも家づくり情報を発信しています
FMやお79.2MHz「OH家ェ あなたのおうちの相談室」毎週火曜日11時20分放送中
ご相談・お問い合わせ
株式会社シーキューブ 八尾スタジオ/あべのスタジオ
TEL:0120-036-833 受付時間:10:00〜18:00 定休日:火曜日・水曜日
施工エリア:大阪(八尾市・東大阪市・藤井寺市・羽曳野市・柏原市ほか大阪府全域)、奈良(奈良市・大和高田市ほか)、京都(相楽郡・木津川市・京田辺市)
この記事について
※この記事は過去、FMやおで放送された内容を一部、ブログ用に修正・加筆したものです。住宅業界歴28年以上、累計700棟以上の住まいづくりに携わってきた二級建築士・安本昌巨が、実際の現場経験と設計・施工実績をもとに執筆・監修しています。掲載している内容は記事公開時点の情報です。法令・制度・補助金・住宅ローン・建築基準等は変更される場合がありますので、最新の情報についてはお気軽にお問い合わせください。










