マンションの「音」は4種類に分けて考える。静かな夜に気づく生活音
50代からの大阪マンションリノベーション「これだけは知っておきたい・マンションリノベ45のリフォーム設計完全講座」
建築士と考える「ワンフロア動線」と「賢いマンション購入&改修」45選
マンションの「音」は4種類に分けて考える。静かな夜に気づく生活音
第19講座|第5章 音・プライバシー 第1話
公開日:2026年10月1日 更新日:2026年10月1日
この記事は、大阪・阿倍野区天王寺区で中古マンションの購入とリノベーションを考える50代の方に向けた「50代からのマンション10個のコツ」のうち、コツ⑤(音・プライバシー)にあたります。10個のコツの一覧はこちら
夜、テレビを消して、ふと部屋が静かになった瞬間、それまで気づかなかった音が耳に入ってくることがあります。遠くを走る車の音、上の階からの小さな足音、キッチンの奥で給湯器が動く低い音。静かになって初めて、いろんな音が聞こえてくるものです。
確かに、静かな時ほど、音に敏感になりますね。
今日は、マンションの音を4種類に分けて考える、というお話です。
⸻
実際にあったご相談から
道路に面したお宅では、夜遅くまで車の走行音が気になるという相談がありました。窓を二重にすることで、かなり軽減できたそうです。
別のお宅では、上の階のお子さんが走り回る足音が、天井から響いてくるという相談がありました。建物の構造や築年数によって、伝わり方に差があります。
| 音の種類 | 例 | 主な対策の方向 |
|---|---|---|
| 外から入る音 | 道路・鉄道・工事の音 | 窓の二重化・サッシの性能向上 |
| 上下左右から伝わる音 | 足音・生活音 | 建物の構造・床の仕様による(個人で変更しにくい) |
| 夫婦間の生活音 | テレビの音・生活リズムの違い | 音源と寝室の距離、収納や家具の配置で調整 |
⸻
今日、試していただきたいこと
一度、夜、家の中で静かに過ごしてみて、どんな音が聞こえるか、意識してみてください。外からの音か、上下の住戸からの音か、それとも家族の生活音か、分けて考えると、対策も見えてきます。これは今夜からできそうなことだと思います。
⸻
建築士として、いつもお伝えしていること
私たちは、音を「外から入る音」「上下左右の住戸から伝わる音」「自分たちが周囲へ出す音」「夫婦間の生活音」の4種類に分けてヒアリングしています。一括りに防音と考えるのではなく、どの音が、どこから来ているのかを整理することを大切にしています。
見落としがちな補足
上下左右の住戸から伝わる音は、建物の構造や床の仕様による部分が大きく、専有部分の工事だけでは十分に解決できないこともあります。過度な期待をせず、できる対策とできない対策を分けて考えることが大切です。
⸻
音は一括りにせず、どこから来るかで、対策も変わります。大阪でマンションを検討される際は、気になる音がどの種類にあたるか、一度整理してみていただくことをおすすめします。
この話題は、FMやお79.2MHz「OH家ェ あなたのおうちの相談室」でもお話ししました。
よくある質問
マンションの音にはどんな種類がありますか?
外から入る音、上下左右の住戸から伝わる音、自分たちが周囲へ出す音、夫婦間の生活音の4種類に分けて考えています。
道路の音はどう対策できますか?
窓を二重にする(内窓の設置)ことで、かなり軽減できる場合があります。
上の階の足音は対策できますか?
建物の構造や床の仕様によって伝わり方が異なり、専有部分の工事だけでは限界がある場合もあります。
今日からできることはありますか?
夜、静かに過ごして、どんな音が聞こえるか意識し、外からの音か、住戸間の音か、生活音かを分けて考えてみることをおすすめします。
大阪でマンションの音対策を相談できますか?
はい。阿倍野区・天王寺区を含む大阪市内や八尾市など当社の施工エリアであれば、音の種類に応じたご相談を承っています。
第2話 壁を厚くすれば音は解決するか?距離で防ぐという発想 →
「次の住み家」マンション版シリーズ一覧へ
家づくりについてお気軽にご相談ください
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
住まいづくりは、一生に何度も経験するものではありません。だからこそ私たちは、「家を売ること」ではなく、「後悔しない家づくりの判断基準をお伝えすること」を大切にしています。
インターネットには多くの情報がありますが、ご家族によって最適な住まいは異なります。土地探し、新築注文住宅、建て替え、中古住宅購入+リノベーションなど、住まいづくりで気になることがありましたら、お気軽にご相談ください。
この記事の執筆・監修者
安本昌巨(やすもと よしきよ)
株式会社シーキューブ 代表取締役 二級建築士
住宅業界歴28年以上
大手ハウスメーカー(クボタハウス、三井ホーム、セキスイハイム、積水ハウスなど)の下請け施工工事会社として現場監督経験を積み、その後、元請けに転向し新築注文住宅・建て替え・リノベーション・不動産まで幅広く携わり、これまで累計700棟以上の住まいづくりに携わってきました。
大阪、奈良を中心に、狭小地・変形地・都市部住宅など条件の難しい土地での設計・施工実績が豊富です。「限られた土地でも、広く心地よく暮らせる住まい」を、認知設計という独自理論を組み上げた「同じ広さでも、より広く見える。広く感じる。」の設計を得意としています。
私が家づくりで最も大切にしたいのは、「性能」だけではなく「住み心地」です。生まれ育ちは大阪八尾の14坪の敷地での狭小住宅。幼いころ、父の実家、冬になると一度外へ出なければお風呂へ行けなかった祖父の家で暮らした経験があります。大学時代は阪神・淡路大震災を経験し、被災した友人たちの住まいを目の当たりにしました。その経験から、「家は単なる建物ではなく、家族の命を守り、日常をはぐくむ場所」であることを強く実感しました。
だからこそ、耐震性や断熱性能をしっかり確保しながら、毎日の暮らしやすさ、家事や子育てがしやすい動線設計、収納計画、光や風を活かす設計、将来まで安心して住み続けられる間取りまで含めて、「住み心地そのものを設計すること」を大切にしています。
また、金融機関からこの住宅業界に入った経緯があり、専門的な住宅知識をできるだけ分かりやすくお伝えすることも自分の使命と考え、これまで積み上げてきた住宅業界の経験をもとに情報発信を続けています。
主な資格・実績
株式会社シーキューブ 代表取締役
二級建築士
住宅業界歴28年以上
新築・建て替え・リノベーション累計700棟以上に携わる
狭小住宅・都市型住宅・変形地住宅の設計実績多数
FMやお79.2MHz「OH家ェ あなたのおうちの相談室」メインコメンテーター(毎週火曜日11:20放送)
著書『家づくり 絆づくり 幸せづくり』
シーキューブについて
株式会社シーキューブは、大阪府八尾市・阿倍野区を拠点に、新築注文住宅・建て替え・リノベーション・中古住宅購入+リノベーション・土地探しまで、住まいづくりをトータルワンストップでサポートする住宅会社です。「HOME & STORY(家の話をしよう、家族の話をしよう。)」をコンセプトに、ご家族一人ひとりの暮らしに寄り添った家づくりを行っています。
特に、狭小住宅・変形地住宅・都市型住宅3階建て・共働き世帯の家づくり・収納設計・家事動線設計・光と風を活かすパッシブ設計・照明設計・性能向上フルリノベーションを得意とし、「限られた広さでも、広く豊かに暮らせる住まい」を、認知設計をつかった空間・住宅として数多く手掛けています。
ラジオでも家づくり情報を発信しています
FMやお79.2MHz「OH家ェ あなたのおうちの相談室」毎週火曜日11時20分放送中
ご相談・お問い合わせ
株式会社シーキューブ 八尾スタジオ/あべのスタジオ
TEL:0120-036-833 受付時間:10:00〜18:00 定休日:火曜日・水曜日
施工エリア:大阪(八尾市・東大阪市・藤井寺市・羽曳野市・柏原市ほか大阪府全域)、奈良(奈良市・大和高田市ほか)、京都(相楽郡・木津川市・京田辺市)
この記事について
※この記事は過去、FMやおで放送された内容を一部、ブログ用に修正・加筆したものです。住宅業界歴28年以上、累計700棟以上の住まいづくりに携わってきた二級建築士・安本昌巨が、実際の現場経験と設計・施工実績をもとに執筆・監修しています。掲載している内容は記事公開時点の情報です。法令・制度・補助金・住宅ローン・建築基準等は変更される場合がありますので、最新の情報についてはお気軽にお問い合わせください。










