「マンションだから安心」で終わらせない。停電・断水で見えてくる本当の備え
50代からの大阪マンションリノベーション「これだけは知っておきたい・マンションリノベ45のリフォーム設計完全講座」
建築士と考える「ワンフロア動線」と「賢いマンション購入&改修」45選
「マンションだから安心」で終わらせない。停電・断水で見えてくる本当の備え
第23講座|第6章 安全・防災・避難 第1話
公開日:2026年10月1日 更新日:2026年10月1日
この記事は、大阪・阿倍野区天王寺区で中古マンションの購入とリノベーションを考える50代の方に向けた「50代からのマンション10個のコツ」のうち、コツ⑥(安全・防災・避難)にあたります。10個のコツの一覧はこちら
地震のあと、突然部屋が真っ暗になる。手探りで棚の上に置いていたはずの懐中電灯を探すけれど、なかなか見つからない。普段は明るい部屋が、こんなに心細く感じられるものかと、驚かれる方も多いです。
今日は、「マンションだから安心」で終わらせない、というテーマです。
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実際にあったご相談から
あるお客様のマンションでは、停電の際にオートロックが正常に作動せず、外出先から戻った際に、しばらく建物に入れなかったという経験をされたそうです。
別のお宅では、断水でトイレの水が流せなくなり、非常用トイレを持っていなかったため、数日間とても困ったというお話を伺いました。
| 一般的なイメージ | 実際に起こりうること | |
|---|---|---|
| 建物の安心感 | マンション=耐震性が高く安心 | 揺れへの強さと、その後の生活継続は別の問題 |
| 停電時 | 特に意識しない | オートロックが作動せず入館できないことがある |
| 断水時 | 特に意識しない | トイレが使えず、非常用トイレの備えが必要になる |
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今日、試していただきたいこと
ご自宅に、懐中電灯や、数日分の飲料水がどこにあるか、一度確認してみてください。とっさの時に、すぐ取り出せる場所にあるかどうかも、大切なポイントです。これは今日中にチェックできることだと思います。
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建築士として、いつもお伝えしていること
設計の際は、地震そのものの揺れだけでなく、その後、停電、断水、エレベーター停止が起きた時、その住戸で生活を続けられるかまで含めて確認するようにしています。地震の後の暮らしまで、考えることを大切にしています。
見落としがちな補足
オートロックや給水設備の非常時の挙動は、マンションによって仕様が異なります。すべての物件で同じ問題が起こるわけではないため、気になる場合は管理組合や管理会社に非常時の対応を確認しておくと安心です。
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地震に強いことと、地震のあとも暮らせることは、少し違う話です。大阪でマンションを検討される際は、揺れへの強さだけでなく、停電・断水時の生活継続もあわせて確認していただくことをおすすめします。
この話題は、FMやお79.2MHz「OH家ェ あなたのおうちの相談室」でもお話ししました。
よくある質問
マンションは地震に強いから安心ですか?
揺れへの強さは一つの安心材料ですが、その後の停電や断水で生活を続けられるかは別の視点として確認することをおすすめします。
停電でオートロックが使えなくなることはありますか?
マンションによっては、停電時にオートロックが正常に作動しないことがあります。管理組合や管理会社に確認しておくと安心です。
断水時の備えはどうすればいいですか?
非常用トイレや数日分の飲料水を備えておくことをおすすめします。まずはご自宅にあるかどうか確認してみてください。
今日からできることはありますか?
懐中電灯や飲料水の保管場所を確認し、とっさの時にすぐ取り出せる場所にあるか見直すことができます。
大阪でマンションの防災面を相談できますか?
はい。阿倍野区・天王寺区を含む大阪市内や八尾市など当社の施工エリアであれば、防災の視点を含めたご相談を承っています。
第2話 70代・80代でエレベーターが止まったら。高層階の眺望と非常時のトレードオフ →
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家づくりについてお気軽にご相談ください
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
住まいづくりは、一生に何度も経験するものではありません。だからこそ私たちは、「家を売ること」ではなく、「後悔しない家づくりの判断基準をお伝えすること」を大切にしています。
インターネットには多くの情報がありますが、ご家族によって最適な住まいは異なります。土地探し、新築注文住宅、建て替え、中古住宅購入+リノベーションなど、住まいづくりで気になることがありましたら、お気軽にご相談ください。
この記事の執筆・監修者
安本昌巨(やすもと よしきよ)
株式会社シーキューブ 代表取締役 二級建築士
住宅業界歴28年以上
大手ハウスメーカー(クボタハウス、三井ホーム、セキスイハイム、積水ハウスなど)の下請け施工工事会社として現場監督経験を積み、その後、元請けに転向し新築注文住宅・建て替え・リノベーション・不動産まで幅広く携わり、これまで累計700棟以上の住まいづくりに携わってきました。
大阪、奈良を中心に、狭小地・変形地・都市部住宅など条件の難しい土地での設計・施工実績が豊富です。「限られた土地でも、広く心地よく暮らせる住まい」を、認知設計という独自理論を組み上げた「同じ広さでも、より広く見える。広く感じる。」の設計を得意としています。
私が家づくりで最も大切にしたいのは、「性能」だけではなく「住み心地」です。生まれ育ちは大阪八尾の14坪の敷地での狭小住宅。幼いころ、父の実家、冬になると一度外へ出なければお風呂へ行けなかった祖父の家で暮らした経験があります。大学時代は阪神・淡路大震災を経験し、被災した友人たちの住まいを目の当たりにしました。その経験から、「家は単なる建物ではなく、家族の命を守り、日常をはぐくむ場所」であることを強く実感しました。
だからこそ、耐震性や断熱性能をしっかり確保しながら、毎日の暮らしやすさ、家事や子育てがしやすい動線設計、収納計画、光や風を活かす設計、将来まで安心して住み続けられる間取りまで含めて、「住み心地そのものを設計すること」を大切にしています。
また、金融機関からこの住宅業界に入った経緯があり、専門的な住宅知識をできるだけ分かりやすくお伝えすることも自分の使命と考え、これまで積み上げてきた住宅業界の経験をもとに情報発信を続けています。
主な資格・実績
株式会社シーキューブ 代表取締役
二級建築士
住宅業界歴28年以上
新築・建て替え・リノベーション累計700棟以上に携わる
狭小住宅・都市型住宅・変形地住宅の設計実績多数
FMやお79.2MHz「OH家ェ あなたのおうちの相談室」メインコメンテーター(毎週火曜日11:20放送)
著書『家づくり 絆づくり 幸せづくり』
シーキューブについて
株式会社シーキューブは、大阪府八尾市・阿倍野区を拠点に、新築注文住宅・建て替え・リノベーション・中古住宅購入+リノベーション・土地探しまで、住まいづくりをトータルワンストップでサポートする住宅会社です。「HOME & STORY(家の話をしよう、家族の話をしよう。)」をコンセプトに、ご家族一人ひとりの暮らしに寄り添った家づくりを行っています。
特に、狭小住宅・変形地住宅・都市型住宅3階建て・共働き世帯の家づくり・収納設計・家事動線設計・光と風を活かすパッシブ設計・照明設計・性能向上フルリノベーションを得意とし、「限られた広さでも、広く豊かに暮らせる住まい」を、認知設計をつかった空間・住宅として数多く手掛けています。
ラジオでも家づくり情報を発信しています
FMやお79.2MHz「OH家ェ あなたのおうちの相談室」毎週火曜日11時20分放送中
ご相談・お問い合わせ
株式会社シーキューブ 八尾スタジオ/あべのスタジオ
TEL:0120-036-833 受付時間:10:00〜18:00 定休日:火曜日・水曜日
施工エリア:大阪(八尾市・東大阪市・藤井寺市・羽曳野市・柏原市ほか大阪府全域)、奈良(奈良市・大和高田市ほか)、京都(相楽郡・木津川市・京田辺市)
この記事について
※この記事は過去、FMやおで放送された内容を一部、ブログ用に修正・加筆したものです。住宅業界歴28年以上、累計700棟以上の住まいづくりに携わってきた二級建築士・安本昌巨が、実際の現場経験と設計・施工実績をもとに執筆・監修しています。掲載している内容は記事公開時点の情報です。法令・制度・補助金・住宅ローン・建築基準等は変更される場合がありますので、最新の情報についてはお気軽にお問い合わせください。










