認知設計で「普段広く、必要な時だけ分ける」。開けば一室、閉めれば個室|第8章まとめ
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認知設計で「普段広く、必要な時だけ分ける」。開けば一室、閉めれば個室|第8章まとめ
第35講座|第8章 子ども・孫・来客 第4話
公開日:2026年10月1日 更新日:2026年10月1日
この記事は、大阪・阿倍野区天王寺区で中古マンションの購入とリノベーションを考える50代の方に向けた「50代からのマンション10個のコツ」のうち、コツ⑧(子ども・孫・来客)にあたります。10個のコツの一覧はこちら
普段は引き戸を開け放っていると、リビングと隣の部屋が、まるで一つの大きな空間のようにつながって見える。来客の時だけ、その戸をすっと閉めると、瞬時にもう一つの個室が生まれます。
これまでお話ししてきた一場所多役という考え方に、認知設計の技法を組み合わせると、より心地よく実現できます。
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実際にあったご相談から
あるお宅では、リビングと客間になる部屋の間の建具を、床や天井のラインと揃えて、開けている時は境目をほとんど感じさせないようにしました。普段はとても広々と使えていると喜んでいただいています。
別のお宅では、普段はやわらかい間接照明で過ごし、来客の時だけ、しっかりとした明るさに切り替えられるようにしました。同じ部屋が、シーンによって違う表情を見せてくれます。
| 固定した個室 | 開ければ一室、閉めれば個室 | |
|---|---|---|
| 普段の広がり | 個室として独立し、普段は使いにくい | 開放時は一体の空間として広く使える |
| 来客時の対応 | そのまま客間として使う | 建具を閉めるだけで瞬時に個室に切り替わる |
| 活用技法 | 特になし | 境界消失・視覚延長・照明の切り替えを組み合わせる |
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今日、試していただきたいこと
もし引き戸や可動間仕切りがあるお部屋にお住まいなら、一度、開け放ってみて、部屋の広がりを感じてみてください。閉めた時との違いも、あわせて確認してみましょう。これは今日、家で試せることです。
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建築士として、いつもお伝えしていること
建具を開けた時、視線がまっすぐ奥まで抜けるように、視覚延長の考え方を取り入れています。開放時の広がりと、閉めた時の個室感、両方を設計段階から意識しています。
見落としがちな補足
開放時と個室時、両方の心地よさを両立させる間取りは、建具の選定や床・天井の納まりに工夫が必要で、既製品の引き戸だけでは実現が難しい場合もあります。設計段階からの計画をおすすめします。
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第8章のふりかえり
子ども・孫・来客というテーマで、来客日数という考え方、一つの場所に複数の役割を持たせる工夫、来客の数値化、そして認知設計との組み合わせまで、4つの話をお届けしてきました。
開けば広く、閉めれば個室。ひとつの部屋が、二つの豊かさを持てます。大阪・阿倍野区や天王寺区でマンションへの住み替えやリノベーションを考えておられる方の参考になればと思います。
この章でお話しした内容は、FMやお79.2MHz「OH家ェ あなたのおうちの相談室」でも放送しています。
よくある質問
「開けば一室、閉めれば個室」とはどういう間取りですか?
普段は建具を開け放って一体の広い空間として使い、来客時だけ閉めて個室として機能させる間取りです。
境界消失と視覚延長はどう関係しますか?
建具を床や天井のラインと揃えて境目を目立たなくし(境界消失)、開けた時に視線が奥まで抜けるようにする(視覚延長)ことで、開放時の広がりを高めます。
照明の切り替えも関係しますか?
はい。普段はやわらかい照明、来客時はしっかりした明るさに切り替えることで、同じ部屋が違う表情を見せてくれます。
今日からできることはありますか?
引き戸や可動間仕切りがあれば、開け放った時と閉めた時の部屋の印象の違いを確認してみることができます。
大阪でこうした認知設計を取り入れたリノベーションは相談できますか?
はい。阿倍野区・天王寺区を含む大阪市内や八尾市など当社の施工エリアであれば、開閉で表情を変える間取りを含めたご相談を承っています。
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家づくりについてお気軽にご相談ください
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
住まいづくりは、一生に何度も経験するものではありません。だからこそ私たちは、「家を売ること」ではなく、「後悔しない家づくりの判断基準をお伝えすること」を大切にしています。
インターネットには多くの情報がありますが、ご家族によって最適な住まいは異なります。土地探し、新築注文住宅、建て替え、中古住宅購入+リノベーションなど、住まいづくりで気になることがありましたら、お気軽にご相談ください。
この記事の執筆・監修者
安本昌巨(やすもと よしきよ)
株式会社シーキューブ 代表取締役 二級建築士
住宅業界歴28年以上
大手ハウスメーカー(クボタハウス、三井ホーム、セキスイハイム、積水ハウスなど)の下請け施工工事会社として現場監督経験を積み、その後、元請けに転向し新築注文住宅・建て替え・リノベーション・不動産まで幅広く携わり、これまで累計700棟以上の住まいづくりに携わってきました。
大阪、奈良を中心に、狭小地・変形地・都市部住宅など条件の難しい土地での設計・施工実績が豊富です。「限られた土地でも、広く心地よく暮らせる住まい」を、認知設計という独自理論を組み上げた「同じ広さでも、より広く見える。広く感じる。」の設計を得意としています。
私が家づくりで最も大切にしたいのは、「性能」だけではなく「住み心地」です。生まれ育ちは大阪八尾の14坪の敷地での狭小住宅。幼いころ、父の実家、冬になると一度外へ出なければお風呂へ行けなかった祖父の家で暮らした経験があります。大学時代は阪神・淡路大震災を経験し、被災した友人たちの住まいを目の当たりにしました。その経験から、「家は単なる建物ではなく、家族の命を守り、日常をはぐくむ場所」であることを強く実感しました。
だからこそ、耐震性や断熱性能をしっかり確保しながら、毎日の暮らしやすさ、家事や子育てがしやすい動線設計、収納計画、光や風を活かす設計、将来まで安心して住み続けられる間取りまで含めて、「住み心地そのものを設計すること」を大切にしています。
また、金融機関からこの住宅業界に入った経緯があり、専門的な住宅知識をできるだけ分かりやすくお伝えすることも自分の使命と考え、これまで積み上げてきた住宅業界の経験をもとに情報発信を続けています。
主な資格・実績
株式会社シーキューブ 代表取締役
二級建築士
住宅業界歴28年以上
新築・建て替え・リノベーション累計700棟以上に携わる
狭小住宅・都市型住宅・変形地住宅の設計実績多数
FMやお79.2MHz「OH家ェ あなたのおうちの相談室」メインコメンテーター(毎週火曜日11:20放送)
著書『家づくり 絆づくり 幸せづくり』
シーキューブについて
株式会社シーキューブは、大阪府八尾市・阿倍野区を拠点に、新築注文住宅・建て替え・リノベーション・中古住宅購入+リノベーション・土地探しまで、住まいづくりをトータルワンストップでサポートする住宅会社です。「HOME & STORY(家の話をしよう、家族の話をしよう。)」をコンセプトに、ご家族一人ひとりの暮らしに寄り添った家づくりを行っています。
特に、狭小住宅・変形地住宅・都市型住宅3階建て・共働き世帯の家づくり・収納設計・家事動線設計・光と風を活かすパッシブ設計・照明設計・性能向上フルリノベーションを得意とし、「限られた広さでも、広く豊かに暮らせる住まい」を、認知設計をつかった空間・住宅として数多く手掛けています。
ラジオでも家づくり情報を発信しています
FMやお79.2MHz「OH家ェ あなたのおうちの相談室」毎週火曜日11時20分放送中
ご相談・お問い合わせ
株式会社シーキューブ 八尾スタジオ/あべのスタジオ
TEL:0120-036-833 受付時間:10:00〜18:00 定休日:火曜日・水曜日
施工エリア:大阪(八尾市・東大阪市・藤井寺市・羽曳野市・柏原市ほか大阪府全域)、奈良(奈良市・大和高田市ほか)、京都(相楽郡・木津川市・京田辺市)
この記事について
※この記事は過去、FMやおで放送された内容を一部、ブログ用に修正・加筆したものです。住宅業界歴28年以上、累計700棟以上の住まいづくりに携わってきた二級建築士・安本昌巨が、実際の現場経験と設計・施工実績をもとに執筆・監修しています。掲載している内容は記事公開時点の情報です。法令・制度・補助金・住宅ローン・建築基準等は変更される場合がありますので、最新の情報についてはお気軽にお問い合わせください。










