内と外を分断して見せない。バルコニーまでつながる「境界消失・素材同化」
50代からの大阪マンションリノベーション「これだけは知っておきたい・マンションリノベ45のリフォーム設計完全講座」
建築士と考える「ワンフロア動線」と「賢いマンション購入&改修」45選
内と外を分断して見せない。バルコニーまでつながる「境界消失・素材同化」
第16講座|第4章 外・街とのつながり 第3話
公開日:2026年10月1日 更新日:2026年10月1日
この記事は、大阪・阿倍野区天王寺区で中古マンションの購入とリノベーションを考える50代の方に向けた「50代からのマンション10個のコツ」のうち、コツ④(外・街とのつながり)にあたります。10個のコツの一覧はこちら
室内の床から、バルコニーへ足を踏み出す時、床の色や質感が変わらず、段差もほとんど感じられない。まるで部屋がそのまま外へ続いているような感覚で、洗濯物を干しに行くだけの動作が、少し気持ちのいい時間に変わります。
内と外を分断して見せない、という考え方です。
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実際にあったご相談から
あるお宅では、室内のフローリングと、バルコニーのタイルの色味をできるだけ近づけました。窓を開けている時間帯は、部屋がバルコニーまで続いているように見えると、ご家族に喜んでいただきました。
別のお宅では、室内は明るい木目調、バルコニーは濃いグレーのタイルと、色の差がはっきりしていました。窓の手前で視線が止まってしまい、バルコニーが別の場所のように感じられていました。
| 内と外を分けて見せる | 境界消失・素材同化 | |
|---|---|---|
| 床の色 | 室内と屋外で色味がはっきり違う | できるだけ近い色味・質感でそろえる |
| 視線の印象 | 窓の手前で視線が止まる | 室内から屋外まで視線が自然に続く |
| 確認事項 | 特になし | バルコニーは専有部分でも外観に関わり管理規約の確認が必要 |
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今日、試していただきたいこと
室内の床とバルコニーの床の色を、一度見比べてみてください。差が大きいようであれば、それが窓の存在を強く意識させる原因になっているかもしれません。これは今日、窓を開けて確認できることです。
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建築士として、いつもお伝えしていること
素材同化という考え方で、床の色や目地のラインをできるだけつなげる工夫をしています。バルコニーは専有部分であっても、外観に関わる部分は管理規約で制限があることが多いので、工事の前に確認が必要な場所でもあります。
見落としがちな補足
バルコニーの床材や色を変更する場合、マンションの外観に関わるとして管理規約や細則で制限されていることがあります。工事を検討する際は、事前に管理組合への確認が必要になる場合がある点にご留意ください。
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窓の内と外、色をそろえるだけで、部屋はもっと広くなります。大阪でマンションのリノベーションを検討される際は、バルコニーとの一体感もあわせて見ていただけたらと思います。
この内容は、FMやお79.2MHz「OH家ェ あなたのおうちの相談室」でもお話ししました。
よくある質問
境界消失とは何ですか?
室内とバルコニーなど、内と外の境界を目立たなくすることで、空間が連続して見えるようにする認知設計の技法です。
素材同化とはどういう工夫ですか?
室内の床とバルコニーの床の色や質感をできるだけ近づけ、視線が自然に外まで続くようにする工夫です。
バルコニーの床材は自由に変更できますか?
バルコニーは専有部分であっても、外観に関わる仕上げは管理規約で制限されていることがあるため、事前の確認が必要です。
すぐにできる確認はありますか?
室内の床とバルコニーの床の色を見比べてみることで、境界がどの程度意識されやすいか確認できます。
大阪でこうした認知設計を取り入れたリノベーションは相談できますか?
はい。阿倍野区・天王寺区を含む大阪市内や八尾市など当社の施工エリアであれば、境界消失・素材同化を含めたご相談を承っています。
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家づくりについてお気軽にご相談ください
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
住まいづくりは、一生に何度も経験するものではありません。だからこそ私たちは、「家を売ること」ではなく、「後悔しない家づくりの判断基準をお伝えすること」を大切にしています。
インターネットには多くの情報がありますが、ご家族によって最適な住まいは異なります。土地探し、新築注文住宅、建て替え、中古住宅購入+リノベーションなど、住まいづくりで気になることがありましたら、お気軽にご相談ください。
この記事の執筆・監修者
安本昌巨(やすもと よしきよ)
株式会社シーキューブ 代表取締役 二級建築士
住宅業界歴28年以上
大手ハウスメーカー(クボタハウス、三井ホーム、セキスイハイム、積水ハウスなど)の下請け施工工事会社として現場監督経験を積み、その後、元請けに転向し新築注文住宅・建て替え・リノベーション・不動産まで幅広く携わり、これまで累計700棟以上の住まいづくりに携わってきました。
大阪、奈良を中心に、狭小地・変形地・都市部住宅など条件の難しい土地での設計・施工実績が豊富です。「限られた土地でも、広く心地よく暮らせる住まい」を、認知設計という独自理論を組み上げた「同じ広さでも、より広く見える。広く感じる。」の設計を得意としています。
私が家づくりで最も大切にしたいのは、「性能」だけではなく「住み心地」です。生まれ育ちは大阪八尾の14坪の敷地での狭小住宅。幼いころ、父の実家、冬になると一度外へ出なければお風呂へ行けなかった祖父の家で暮らした経験があります。大学時代は阪神・淡路大震災を経験し、被災した友人たちの住まいを目の当たりにしました。その経験から、「家は単なる建物ではなく、家族の命を守り、日常をはぐくむ場所」であることを強く実感しました。
だからこそ、耐震性や断熱性能をしっかり確保しながら、毎日の暮らしやすさ、家事や子育てがしやすい動線設計、収納計画、光や風を活かす設計、将来まで安心して住み続けられる間取りまで含めて、「住み心地そのものを設計すること」を大切にしています。
また、金融機関からこの住宅業界に入った経緯があり、専門的な住宅知識をできるだけ分かりやすくお伝えすることも自分の使命と考え、これまで積み上げてきた住宅業界の経験をもとに情報発信を続けています。
主な資格・実績
株式会社シーキューブ 代表取締役
二級建築士
住宅業界歴28年以上
新築・建て替え・リノベーション累計700棟以上に携わる
狭小住宅・都市型住宅・変形地住宅の設計実績多数
FMやお79.2MHz「OH家ェ あなたのおうちの相談室」メインコメンテーター(毎週火曜日11:20放送)
著書『家づくり 絆づくり 幸せづくり』
シーキューブについて
株式会社シーキューブは、大阪府八尾市・阿倍野区を拠点に、新築注文住宅・建て替え・リノベーション・中古住宅購入+リノベーション・土地探しまで、住まいづくりをトータルワンストップでサポートする住宅会社です。「HOME & STORY(家の話をしよう、家族の話をしよう。)」をコンセプトに、ご家族一人ひとりの暮らしに寄り添った家づくりを行っています。
特に、狭小住宅・変形地住宅・都市型住宅3階建て・共働き世帯の家づくり・収納設計・家事動線設計・光と風を活かすパッシブ設計・照明設計・性能向上フルリノベーションを得意とし、「限られた広さでも、広く豊かに暮らせる住まい」を、認知設計をつかった空間・住宅として数多く手掛けています。
ラジオでも家づくり情報を発信しています
FMやお79.2MHz「OH家ェ あなたのおうちの相談室」毎週火曜日11時20分放送中
ご相談・お問い合わせ
株式会社シーキューブ 八尾スタジオ/あべのスタジオ
TEL:0120-036-833 受付時間:10:00〜18:00 定休日:火曜日・水曜日
施工エリア:大阪(八尾市・東大阪市・藤井寺市・羽曳野市・柏原市ほか大阪府全域)、奈良(奈良市・大和高田市ほか)、京都(相楽郡・木津川市・京田辺市)
この記事について
※この記事は過去、FMやおで放送された内容を一部、ブログ用に修正・加筆したものです。住宅業界歴28年以上、累計700棟以上の住まいづくりに携わってきた二級建築士・安本昌巨が、実際の現場経験と設計・施工実績をもとに執筆・監修しています。掲載している内容は記事公開時点の情報です。法令・制度・補助金・住宅ローン・建築基準等は変更される場合がありますので、最新の情報についてはお気軽にお問い合わせください。










