部屋が広く、落ち着く理由。プロが使う「認知設計(重心・視覚・比例)」魔法|第1章まとめ
第5講座|第1章 身体・ワンフロア動線 第5話
部屋が広く、落ち着く理由。プロが使う「認知設計(重心・視覚・比例)」の魔法|第1章まとめ
50代からの大阪マンションリノベーション「これだけは知っておきたい・マンションリノベ45のリフォーム設計完全講座」
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部屋が広く、落ち着く理由。プロが使う「認知設計(重心・視覚・比例)」の魔法|第1章まとめ
第5講座|第1章 身体・ワンフロア動線 第5話
公開日:2026年10月1日 更新日:2026年10月1日
この記事は、大阪・阿倍野区天王寺区で中古マンションの購入とリノベーションを考える50代の方に向けた「50代からのマンション10個のコツ」のうち、コツ①(身体・ワンフロア動線)にあたります。10個のコツの一覧はこちら
動きやすさを考えると、どうしても物を減らす、通路を広くする、という発想になりがちです。マンションの場合、面積そのものを増やすことは難しいので、感じ方を工夫することも大切だと考えています。
シーキューブ建築設計では、この考え方を認知設計と呼んでいます。図面上の面積を増やすのではなく、視線・光・床の見え方を工夫することで、脳が感じる空間の広がりを設計するという考え方です。
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重心操作 家具を浮かせて、床をつなげる
大阪市内のあるお宅では、テレビ台や収納を壁に浮かせて取り付けました。床にあった家具の脚がなくなって、床面がすっきり見えるようになり、掃除機をかける時も、家具の下を気にせず一気に動かせるようになったと喜んでいただきました。
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視覚延長 視線の先に、光をつくる
別のお宅では、廊下の突き当たりに小さな窓を新しく設けました。廊下を歩いていくと、その先に光が見えるので、実際の距離以上に奥行きを感じられるようになったそうです。
| 面積を増やす発想 | 認知設計の発想 | |
|---|---|---|
| 方法 | 壁を取り払う、部屋を広げる | 視線・光・床の見え方を工夫する |
| コスト・制約 | 構造や配管の制約を受けやすい | 既存の間取りのままでも取り入れやすい |
| 効果 | 実際の面積が増える | 体感する広さ・歩きやすさが変わる |
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今日、試していただきたいこと
床に置いている物を減らして、床面を見せることだと思います。特に廊下や部屋の隅に置きっぱなしの物があれば、一度整理してみてください。
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建築士として、いつもお伝えしていること
ドアや建具の高さを天井いっぱいまで上げる、比例破壊という工夫もあります。いわゆるハイドアです。既存のドアを交換するリノベーションでも取り入れやすく、縦方向の圧迫感が減って、空間全体が広く感じられます。
見落としがちな補足
認知設計は、体感する広さや快適さを高める工夫であって、登記簿上の床面積や査定上の評価が変わるものではありません。資産価値としての広さとは別の視点として、暮らしやすさのための工夫とご理解いただければと思います。
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第1章のふりかえり
身体・ワンフロア動線というテーマで、距離×回数×動作という考え方から、将来の自分を想像すること、建築士が内覧で見ているポイント、リノベーションでの工夫、そして認知設計まで、5つの話をお届けしてきました。
歩きやすさと広さは、別々のものではありません。同じ工夫の中に、一緒に育っていくものだと考えています。大阪・阿倍野区や天王寺区でマンションへの住み替えやリノベーションを考えておられる方の、間取りの見方の参考になればと思います。
この章でお話しした内容は、FMやお79.2MHz「OH家ェ あなたのおうちの相談室」でも放送しています。
よくある質問
認知設計とはどんな設計手法ですか?
面積を増やすのではなく、視線や光、床の見え方を工夫することで、体感する広さや快適さを高める、シーキューブ建築設計独自の設計思想です。
重心操作とは何ですか?
家具を床から浮かせて設置することで、床面の連続性を見せ、広さと歩きやすさを同時に感じさせる技法です。
ハイドアにはどんな効果がありますか?
建具の高さを天井いっぱいまで上げることで、縦方向の圧迫感が減り、空間全体が広く感じられます。既存のドアを交換するリノベーションでも取り入れやすい工夫です。
認知設計で資産価値や床面積も変わりますか?
登記簿上の床面積や査定額そのものが変わるわけではありません。あくまで体感する広さや暮らしやすさを高めるための工夫です。
大阪で認知設計を取り入れたリノベーションは相談できますか?
はい。阿倍野区・天王寺区を含む大阪市内や八尾市など当社の施工エリアであれば、中古マンション購入とあわせたリノベーションのご相談を承っています。
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家づくりについてお気軽にご相談ください
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
住まいづくりは、一生に何度も経験するものではありません。だからこそ私たちは、「家を売ること」ではなく、「後悔しない家づくりの判断基準をお伝えすること」を大切にしています。
インターネットには多くの情報がありますが、ご家族によって最適な住まいは異なります。土地探し、新築注文住宅、建て替え、中古住宅購入+リノベーションなど、住まいづくりで気になることがありましたら、お気軽にご相談ください。
この記事の執筆・監修者
安本昌巨(やすもと よしきよ)
株式会社シーキューブ 代表取締役 二級建築士
住宅業界歴28年以上
大手ハウスメーカー(クボタハウス、三井ホーム、セキスイハイム、積水ハウスなど)の下請け施工工事会社として現場監督経験を積み、その後、元請けに転向し新築注文住宅・建て替え・リノベーション・不動産まで幅広く携わり、これまで累計700棟以上の住まいづくりに携わってきました。
大阪、奈良を中心に、狭小地・変形地・都市部住宅など条件の難しい土地での設計・施工実績が豊富です。「限られた土地でも、広く心地よく暮らせる住まい」を、認知設計という独自理論を組み上げた「同じ広さでも、より広く見える。広く感じる。」の設計を得意としています。
私が家づくりで最も大切にしたいのは、「性能」だけではなく「住み心地」です。生まれ育ちは大阪八尾の14坪の敷地での狭小住宅。幼いころ、父の実家、冬になると一度外へ出なければお風呂へ行けなかった祖父の家で暮らした経験があります。大学時代は阪神・淡路大震災を経験し、被災した友人たちの住まいを目の当たりにしました。その経験から、「家は単なる建物ではなく、家族の命を守り、日常をはぐくむ場所」であることを強く実感しました。
だからこそ、耐震性や断熱性能をしっかり確保しながら、毎日の暮らしやすさ、家事や子育てがしやすい動線設計、収納計画、光や風を活かす設計、将来まで安心して住み続けられる間取りまで含めて、「住み心地そのものを設計すること」を大切にしています。
また、金融機関からこの住宅業界に入った経緯があり、専門的な住宅知識をできるだけ分かりやすくお伝えすることも自分の使命と考え、これまで積み上げてきた住宅業界の経験をもとに情報発信を続けています。
主な資格・実績
株式会社シーキューブ 代表取締役
二級建築士
住宅業界歴28年以上
新築・建て替え・リノベーション累計700棟以上に携わる
狭小住宅・都市型住宅・変形地住宅の設計実績多数
FMやお79.2MHz「OH家ェ あなたのおうちの相談室」メインコメンテーター(毎週火曜日11:20放送)
著書『家づくり 絆づくり 幸せづくり』
シーキューブについて
株式会社シーキューブは、大阪府八尾市・阿倍野区を拠点に、新築注文住宅・建て替え・リノベーション・中古住宅購入+リノベーション・土地探しまで、住まいづくりをトータルワンストップでサポートする住宅会社です。「HOME & STORY(家の話をしよう、家族の話をしよう。)」をコンセプトに、ご家族一人ひとりの暮らしに寄り添った家づくりを行っています。
特に、狭小住宅・変形地住宅・都市型住宅3階建て・共働き世帯の家づくり・収納設計・家事動線設計・光と風を活かすパッシブ設計・照明設計・性能向上フルリノベーションを得意とし、「限られた広さでも、広く豊かに暮らせる住まい」を、認知設計をつかった空間・住宅として数多く手掛けています。
ラジオでも家づくり情報を発信しています
FMやお79.2MHz「OH家ェ あなたのおうちの相談室」毎週火曜日11時20分放送中
ご相談・お問い合わせ
株式会社シーキューブ 八尾スタジオ/あべのスタジオ
TEL:0120-036-833 受付時間:10:00〜18:00 定休日:火曜日・水曜日
施工エリア:大阪(八尾市・東大阪市・藤井寺市・羽曳野市・柏原市ほか大阪府全域)、奈良(奈良市・大和高田市ほか)、京都(相楽郡・木津川市・京田辺市)
この記事について
※この記事は過去、FMやおで放送された内容を一部、ブログ用に修正・加筆したものです。住宅業界歴28年以上、累計700棟以上の住まいづくりに携わってきた二級建築士・安本昌巨が、実際の現場経験と設計・施工実績をもとに執筆・監修しています。掲載している内容は記事公開時点の情報です。法令・制度・補助金・住宅ローン・建築基準等は変更される場合がありますので、最新の情報についてはお気軽にお問い合わせください。










