一つの場所にいくつの役割を持たせられるか。書斎が客間に早変わりする工夫
50代からの大阪マンションリノベーション「これだけは知っておきたい・マンションリノベ45のリフォーム設計完全講座」
建築士と考える「ワンフロア動線」と「賢いマンション購入&改修」45選
一つの場所にいくつの役割を持たせられるか。書斎が客間に早変わりする工夫
第33講座|第8章 子ども・孫・来客 第2話
公開日:2026年10月1日 更新日:2026年10月1日
この記事は、大阪・阿倍野区天王寺区で中古マンションの購入とリノベーションを考える50代の方に向けた「50代からのマンション10個のコツ」のうち、コツ⑧(子ども・孫・来客)にあたります。10個のコツの一覧はこちら
普段は本棚とデスクが並ぶ書斎の引き戸を閉めて、折りたたんであった布団を広げると、あっという間に一晩泊まれる客間に早変わりする。数分の作業で、部屋の役割が切り替わる様子は、見ていて気持ちがいいものです。
部屋に一つの役割だけを与えるのではなく、普段の顔と、来客の時の顔を、両方持たせる工夫についてお話しします。
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実際にあったご相談から
あるお宅では、書斎に来客用の布団収納をあらかじめ組み込んでおきました。普段は仕事や趣味の部屋として使いながら、子どもが帰ってくる時だけ、客間として使えるようにしています。
別のお宅では、リビングの一角に小上がりの畳コーナーをつくりました。普段はくつろぎスペースとして使いながら、孫が泊まりに来た時は、そのまま布団を敷いて寝床にしているそうです。
| 一つの役割だけの部屋 | 二つの顔を持つ部屋 | |
|---|---|---|
| 普段の使い方 | 来客がない日は使われない | 書斎・趣味・くつろぎなど日常的に活用 |
| 来客時の対応 | 専用の客間として機能 | 布団収納や畳コーナーで客間に切り替え |
| 必要な工夫 | 特になし | 布団収納、可動間仕切りなどを事前に設計 |
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今日、試していただきたいこと
今、来客専用になっている部屋があれば、普段使いできる機能を足せないか、考えてみてください。趣味のスペースや、収納を兼ねた使い方ができるかもしれません。これは模様替えのきっかけになりそうなことです。
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建築士として、いつもお伝えしていること
可動式の間仕切りや、布団をすっきりしまえる収納を、設計の段階から組み込むようにしています。普段の見た目を保ちながら、必要な時だけ客間として機能する仕組みをつくります。見た目と機能、両方を考えることを大切にしています。
見落としがちな補足
布団収納や小上がりの畳コーナーは、天井高や床の段差など構造的な制約を受ける場合があります。既存のマンションに後付けする場合は、床の仕様や天井懐の寸法を確認したうえで検討することになります。
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一つの部屋に、二つの顔を持たせることが、これからの間取りの知恵だと思います。大阪でマンションのリノベーションを検討される際は、こうした多目的な部屋づくりもあわせて考えていただけたらと思います。
この内容は、FMやお79.2MHz「OH家ェ あなたのおうちの相談室」でもお話ししました。
よくある質問
書斎を客間としても使うには、どんな工夫が必要ですか?
来客用の布団をすっきりしまえる収納をあらかじめ組み込んでおくことで、普段は書斎、来客時は客間として切り替えやすくなります。
畳コーナーは客間代わりになりますか?
リビングの一角に小上がりの畳コーナーをつくり、来客時に布団を敷くことで、客間の代わりとして使うことができます。
今日からできることはありますか?
来客専用になっている部屋があれば、普段使いできる機能を足せないか考えてみることから始められます。
布団収納や畳コーナーはどんなマンションでもつくれますか?
天井高や床の段差など構造的な制約を受けることがあるため、既存のマンションに取り入れる場合は事前の確認が必要です。
大阪で多目的な部屋づくりは相談できますか?
はい。阿倍野区・天王寺区を含む大阪市内や八尾市など当社の施工エリアであれば、多目的な部屋づくりを含めたご相談を承っています。
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家づくりについてお気軽にご相談ください
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
住まいづくりは、一生に何度も経験するものではありません。だからこそ私たちは、「家を売ること」ではなく、「後悔しない家づくりの判断基準をお伝えすること」を大切にしています。
インターネットには多くの情報がありますが、ご家族によって最適な住まいは異なります。土地探し、新築注文住宅、建て替え、中古住宅購入+リノベーションなど、住まいづくりで気になることがありましたら、お気軽にご相談ください。
この記事の執筆・監修者
安本昌巨(やすもと よしきよ)
株式会社シーキューブ 代表取締役 二級建築士
住宅業界歴28年以上
大手ハウスメーカー(クボタハウス、三井ホーム、セキスイハイム、積水ハウスなど)の下請け施工工事会社として現場監督経験を積み、その後、元請けに転向し新築注文住宅・建て替え・リノベーション・不動産まで幅広く携わり、これまで累計700棟以上の住まいづくりに携わってきました。
大阪、奈良を中心に、狭小地・変形地・都市部住宅など条件の難しい土地での設計・施工実績が豊富です。「限られた土地でも、広く心地よく暮らせる住まい」を、認知設計という独自理論を組み上げた「同じ広さでも、より広く見える。広く感じる。」の設計を得意としています。
私が家づくりで最も大切にしたいのは、「性能」だけではなく「住み心地」です。生まれ育ちは大阪八尾の14坪の敷地での狭小住宅。幼いころ、父の実家、冬になると一度外へ出なければお風呂へ行けなかった祖父の家で暮らした経験があります。大学時代は阪神・淡路大震災を経験し、被災した友人たちの住まいを目の当たりにしました。その経験から、「家は単なる建物ではなく、家族の命を守り、日常をはぐくむ場所」であることを強く実感しました。
だからこそ、耐震性や断熱性能をしっかり確保しながら、毎日の暮らしやすさ、家事や子育てがしやすい動線設計、収納計画、光や風を活かす設計、将来まで安心して住み続けられる間取りまで含めて、「住み心地そのものを設計すること」を大切にしています。
また、金融機関からこの住宅業界に入った経緯があり、専門的な住宅知識をできるだけ分かりやすくお伝えすることも自分の使命と考え、これまで積み上げてきた住宅業界の経験をもとに情報発信を続けています。
主な資格・実績
株式会社シーキューブ 代表取締役
二級建築士
住宅業界歴28年以上
新築・建て替え・リノベーション累計700棟以上に携わる
狭小住宅・都市型住宅・変形地住宅の設計実績多数
FMやお79.2MHz「OH家ェ あなたのおうちの相談室」メインコメンテーター(毎週火曜日11:20放送)
著書『家づくり 絆づくり 幸せづくり』
シーキューブについて
株式会社シーキューブは、大阪府八尾市・阿倍野区を拠点に、新築注文住宅・建て替え・リノベーション・中古住宅購入+リノベーション・土地探しまで、住まいづくりをトータルワンストップでサポートする住宅会社です。「HOME & STORY(家の話をしよう、家族の話をしよう。)」をコンセプトに、ご家族一人ひとりの暮らしに寄り添った家づくりを行っています。
特に、狭小住宅・変形地住宅・都市型住宅3階建て・共働き世帯の家づくり・収納設計・家事動線設計・光と風を活かすパッシブ設計・照明設計・性能向上フルリノベーションを得意とし、「限られた広さでも、広く豊かに暮らせる住まい」を、認知設計をつかった空間・住宅として数多く手掛けています。
ラジオでも家づくり情報を発信しています
FMやお79.2MHz「OH家ェ あなたのおうちの相談室」毎週火曜日11時20分放送中
ご相談・お問い合わせ
株式会社シーキューブ 八尾スタジオ/あべのスタジオ
TEL:0120-036-833 受付時間:10:00〜18:00 定休日:火曜日・水曜日
施工エリア:大阪(八尾市・東大阪市・藤井寺市・羽曳野市・柏原市ほか大阪府全域)、奈良(奈良市・大和高田市ほか)、京都(相楽郡・木津川市・京田辺市)
この記事について
※この記事は過去、FMやおで放送された内容を一部、ブログ用に修正・加筆したものです。住宅業界歴28年以上、累計700棟以上の住まいづくりに携わってきた二級建築士・安本昌巨が、実際の現場経験と設計・施工実績をもとに執筆・監修しています。掲載している内容は記事公開時点の情報です。法令・制度・補助金・住宅ローン・建築基準等は変更される場合がありますので、最新の情報についてはお気軽にお問い合わせください。










