10年・20年・30年後も愛せる家|50代が今、間取りに組み込むべき「未来の予兆」
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50代からの大阪マンションリノベーション「これだけは知っておきたい・マンションリノベ45のリフォーム設計完全講座」
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10年・20年・30年後も愛せる家|50代が今、間取りに組み込むべき「未来の予兆」
第2講座|第1章 身体・ワンフロア動線 第2話
公開日:2026年10月1日 更新日:2026年10月1日
この記事は、大阪・阿倍野区天王寺区で中古マンションの購入とリノベーションを考える50代の方に向けた「50代からのマンション10個のコツ」のうち、コツ①(身体・ワンフロア動線)にあたります。10個のコツの一覧はこちら
50代の今は、立つ、座る、かがむという動作で困ることは、あまりないかもしれません。
「今、元気だから大丈夫」
そう思っていませんか。
ただ、これが10年後、20年後になると、少しずつ変わっていく可能性があります。膝が少し重だるくて、廊下の壁に軽く手をつきながら、すり足気味に歩く。杖の先が床をコツン、コツンと鳴る音。踏み出す一歩が、今より少しだけ小さくなっている。そんな未来の自分を、少しだけ思い描いてみていただきたいのです。
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壁のクロスが教えてくれたこと
阿倍野区でご両親との同居を考えているご家族から相談を受けたことがあります。お母様が廊下を歩かれる時、片手はいつも壁に触れていました。手すりがなかったので、壁のクロスが、その部分だけうっすら汚れていたそうです。暮らしの跡が、壁に残っていたことになります。
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アイマスクをつけて歩いてみる
設計の打ち合わせでよくお願いしているのが、実際にアイマスクをつけて、ご自宅の廊下を歩いてみていただくことです。目を閉じると、床の冷たさや、空気の流れ、壁までの距離感が、普段より鮮明に感じられます。天王寺区のお客様とこの確認をした時も、「思っていたより扉が重い」と驚かれていました。
| 困ってから対応 | 先回りして整える | |
|---|---|---|
| 手すり | つまずいてから後付けで検討 | 今の段階で下地だけ壁の中に仕込んでおく |
| 廊下の幅 | 車椅子や歩行器が必要になってから悩む | リノベーションのタイミングで将来の寸法も確認しておく |
| 気づき方 | 本人の体調変化で気づく | アイマスク体験や動線図で、家族全員が事前に把握できる |
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今夜、試していただきたいこと
今夜、実際に寝室からトイレまで、目を閉じて、ゆっくり歩いてみてください。何歩か、扉は何枚か、数えてみるだけでも、気づきがあると思います。
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建築士として、いつもお伝えしていること
設計の段階では、図面の上に実際の歩数や距離を書き込んだ動線図を作って、お客様と一緒に確認するようにしています。感覚だけでなく数字として見える化することで、将来の変化にも備えやすくなります。
見落としがちな補足
動線図は便利な反面、あくまで現時点の身体能力をもとにした想定です。実際の加齢の仕方には個人差があるため、数年ごとに見直すくらいの気持ちで付き合っていただくのがよいと思います。
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今の自分ではなく、これからの自分で、家を歩いてみてください。大阪で住み替えを検討される方には、このアイマスク体験を内覧前にお試しいただくこともおすすめしています。
この話題は、FMやお79.2MHz「OH家ェ あなたのおうちの相談室」でも取り上げました。
よくある質問
将来の身体の変化を、今からどう考えればいいですか?
今の元気な自分ではなく、10年後、20年後の自分を想像しながら、廊下の幅や扉の重さ、収納の高さを見直してみることをおすすめします。
アイマスクで歩く確認は、どんな効果がありますか?
目を閉じることで、床の冷たさや壁までの距離感が、普段より鮮明に感じられます。気づきにくい負担に気づくきっかけになります。
動線図とは何ですか?
図面の上に、実際の歩数や距離を書き込んだ図です。感覚だけに頼らず、数字として動線を確認するために使っています。
手すりは今すぐ必要なければ後回しでよいですか?
見た目の設置は後からでも構いませんが、下地だけは今の段階で壁の中に仕込んでおくことをおすすめしています。壁紙を貼った後からの下地工事は手間が増えてしまいます。
大阪・奈良エリアでもこうした確認をしてもらえますか?
はい。大阪市内はもちろん、八尾市・東大阪市など当社の施工エリアであれば、動線図の作成やアイマスク体験も含めてご相談いただけます。
← 第1話 見た目より「歩数」を減らそう。距離×回数×動作で考える究極のワンフロア動線
第3話 図面では見えない失敗。建築士がマンション下見で必ずチェックする「動線の壁」 →
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家づくりについてお気軽にご相談ください
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
住まいづくりは、一生に何度も経験するものではありません。だからこそ私たちは、「家を売ること」ではなく、「後悔しない家づくりの判断基準をお伝えすること」を大切にしています。
インターネットには多くの情報がありますが、ご家族によって最適な住まいは異なります。土地探し、新築注文住宅、建て替え、中古住宅購入+リノベーションなど、住まいづくりで気になることがありましたら、お気軽にご相談ください。
この記事の執筆・監修者
安本昌巨(やすもと よしきよ)
株式会社シーキューブ 代表取締役 二級建築士
住宅業界歴28年以上
大手ハウスメーカー(クボタハウス、三井ホーム、セキスイハイム、積水ハウスなど)の下請け施工工事会社として現場監督経験を積み、その後、元請けに転向し新築注文住宅・建て替え・リノベーション・不動産まで幅広く携わり、これまで累計700棟以上の住まいづくりに携わってきました。
大阪、奈良を中心に、狭小地・変形地・都市部住宅など条件の難しい土地での設計・施工実績が豊富です。「限られた土地でも、広く心地よく暮らせる住まい」を、認知設計という独自理論を組み上げた「同じ広さでも、より広く見える。広く感じる。」の設計を得意としています。
私が家づくりで最も大切にしたいのは、「性能」だけではなく「住み心地」です。生まれ育ちは大阪八尾の14坪の敷地での狭小住宅。幼いころ、父の実家、冬になると一度外へ出なければお風呂へ行けなかった祖父の家で暮らした経験があります。大学時代は阪神・淡路大震災を経験し、被災した友人たちの住まいを目の当たりにしました。その経験から、「家は単なる建物ではなく、家族の命を守り、日常をはぐくむ場所」であることを強く実感しました。
だからこそ、耐震性や断熱性能をしっかり確保しながら、毎日の暮らしやすさ、家事や子育てがしやすい動線設計、収納計画、光や風を活かす設計、将来まで安心して住み続けられる間取りまで含めて、「住み心地そのものを設計すること」を大切にしています。
また、金融機関からこの住宅業界に入った経緯があり、専門的な住宅知識をできるだけ分かりやすくお伝えすることも自分の使命と考え、これまで積み上げてきた住宅業界の経験をもとに情報発信を続けています。
主な資格・実績
株式会社シーキューブ 代表取締役
二級建築士
住宅業界歴28年以上
新築・建て替え・リノベーション累計700棟以上に携わる
狭小住宅・都市型住宅・変形地住宅の設計実績多数
FMやお79.2MHz「OH家ェ あなたのおうちの相談室」メインコメンテーター(毎週火曜日11:20放送)
著書『家づくり 絆づくり 幸せづくり』
シーキューブについて
株式会社シーキューブは、大阪府八尾市・阿倍野区を拠点に、新築注文住宅・建て替え・リノベーション・中古住宅購入+リノベーション・土地探しまで、住まいづくりをトータルワンストップでサポートする住宅会社です。「HOME & STORY(家の話をしよう、家族の話をしよう。)」をコンセプトに、ご家族一人ひとりの暮らしに寄り添った家づくりを行っています。
特に、狭小住宅・変形地住宅・都市型住宅3階建て・共働き世帯の家づくり・収納設計・家事動線設計・光と風を活かすパッシブ設計・照明設計・性能向上フルリノベーションを得意とし、「限られた広さでも、広く豊かに暮らせる住まい」を、認知設計をつかった空間・住宅として数多く手掛けています。
ラジオでも家づくり情報を発信しています
FMやお79.2MHz「OH家ェ あなたのおうちの相談室」毎週火曜日11時20分放送中
ご相談・お問い合わせ
株式会社シーキューブ 八尾スタジオ/あべのスタジオ
TEL:0120-036-833 受付時間:10:00〜18:00 定休日:火曜日・水曜日
施工エリア:大阪(八尾市・東大阪市・藤井寺市・羽曳野市・柏原市ほか大阪府全域)、奈良(奈良市・大和高田市ほか)、京都(相楽郡・木津川市・京田辺市)
この記事について
※この記事は過去、FMやおで放送された内容を一部、ブログ用に修正・加筆したものです。住宅業界歴28年以上、累計700棟以上の住まいづくりに携わってきた二級建築士・安本昌巨が、実際の現場経験と設計・施工実績をもとに執筆・監修しています。掲載している内容は記事公開時点の情報です。法令・制度・補助金・住宅ローン・建築基準等は変更される場合がありますので、最新の情報についてはお気軽にお問い合わせください。










