壁を厚くすれば音は解決するか?距離で防ぐという発想
50代からの大阪マンションリノベーション「これだけは知っておきたい・マンションリノベ45のリフォーム設計完全講座」
建築士と考える「ワンフロア動線」と「賢いマンション購入&改修」45選
壁を厚くすれば音は解決するか?距離で防ぐという発想
第20講座|第5章 音・プライバシー 第2話
公開日:2026年10月1日 更新日:2026年10月1日
この記事は、大阪・阿倍野区天王寺区で中古マンションの購入とリノベーションを考える50代の方に向けた「50代からのマンション10個のコツ」のうち、コツ⑤(音・プライバシー)にあたります。10個のコツの一覧はこちら
壁に軽く耳を当ててみると、思ったよりはっきりと、隣の部屋の物音が伝わってくることがあります。壁一枚を厚くしても、音源そのものが近ければ、効果は限られてしまうこともあります。
壁を厚くすることも一つの方法ですが、それだけでは解決しないケースもあります。
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実際にあったご相談から
あるお宅では、寝室の壁を厚くする工事をされたのですが、それでもテレビの音が気になるという状態が続いていました。原因は、壁ではなく、テレビと寝室の距離が近すぎたことでした。
別のお宅では、寝室とリビングの間に、収納スペースを配置しました。収納が音のクッションになって、テレビの音がやわらぎ、以前より気にならなくなったそうです。
| 壁を厚くする対策 | 距離・配置で防ぐ対策 | |
|---|---|---|
| 考え方 | 壁一枚の性能を上げる | 音源と寝室の距離を離す、間に収納を挟む |
| 効果が出やすい場面 | 音源と壁の距離が十分にある場合 | 音源が近い場合にも効果を発揮しやすい |
| 工事の規模 | 壁の仕様変更が必要 | 家具の配置換えなど比較的小さな変更でも可能 |
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今日、試していただきたいこと
ご自宅で、音が気になる場所と、その音源の距離を、一度確認してみてください。近すぎる場合は、家具の配置を見直すだけでも、変化があるかもしれません。これはすぐ試せそうなことです。
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建築士として、いつもお伝えしていること
扉、壁、床、天井、それぞれの役割を分けて考えるようにしています。扉は密閉性、壁は遮音性、床と天井は振動の伝わり方、というように、音の種類によって対策する場所を変えています。一つの対策で全部解決しようとしないことが大切だと思っています。
見落としがちな補足
収納を音のクッションとして配置する工夫は有効ですが、収納の中身や扉の仕様によって効果は変わります。遮音を目的にする場合は、収納の仕様についてもあわせて相談いただくとより効果的です。
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音は距離で防ぐ。壁だけに頼らない工夫があります。大阪でマンションのリノベーションを検討される際は、壁の厚さだけでなく、音源との距離や家具の配置もあわせて見ていただけたらと思います。
この内容は、FMやお79.2MHz「OH家ェ あなたのおうちの相談室」でもお話ししました。
よくある質問
壁を厚くすれば音の問題は解決しますか?
音源との距離が近い場合は、壁を厚くするだけでは十分に解決しないことがあります。距離や配置とあわせて考えることをおすすめします。
収納を音のクッションにするとはどういうことですか?
寝室とリビングの間に収納スペースを配置することで、収納が音を和らげるクッションの役割を果たす工夫です。
すぐにできる音対策はありますか?
音が気になる場所と音源の距離を確認し、近すぎる場合は家具の配置を見直すことから始められます。
扉・壁・床・天井で対策は違いますか?
はい。扉は密閉性、壁は遮音性、床と天井は振動の伝わり方というように、それぞれ異なる視点で対策を考える必要があります。
大阪でマンションの音対策リノベーションは相談できますか?
はい。阿倍野区・天王寺区を含む大阪市内や八尾市など当社の施工エリアであれば、距離や配置を含めたご相談を承っています。
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家づくりについてお気軽にご相談ください
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
住まいづくりは、一生に何度も経験するものではありません。だからこそ私たちは、「家を売ること」ではなく、「後悔しない家づくりの判断基準をお伝えすること」を大切にしています。
インターネットには多くの情報がありますが、ご家族によって最適な住まいは異なります。土地探し、新築注文住宅、建て替え、中古住宅購入+リノベーションなど、住まいづくりで気になることがありましたら、お気軽にご相談ください。
この記事の執筆・監修者
安本昌巨(やすもと よしきよ)
株式会社シーキューブ 代表取締役 二級建築士
住宅業界歴28年以上
大手ハウスメーカー(クボタハウス、三井ホーム、セキスイハイム、積水ハウスなど)の下請け施工工事会社として現場監督経験を積み、その後、元請けに転向し新築注文住宅・建て替え・リノベーション・不動産まで幅広く携わり、これまで累計700棟以上の住まいづくりに携わってきました。
大阪、奈良を中心に、狭小地・変形地・都市部住宅など条件の難しい土地での設計・施工実績が豊富です。「限られた土地でも、広く心地よく暮らせる住まい」を、認知設計という独自理論を組み上げた「同じ広さでも、より広く見える。広く感じる。」の設計を得意としています。
私が家づくりで最も大切にしたいのは、「性能」だけではなく「住み心地」です。生まれ育ちは大阪八尾の14坪の敷地での狭小住宅。幼いころ、父の実家、冬になると一度外へ出なければお風呂へ行けなかった祖父の家で暮らした経験があります。大学時代は阪神・淡路大震災を経験し、被災した友人たちの住まいを目の当たりにしました。その経験から、「家は単なる建物ではなく、家族の命を守り、日常をはぐくむ場所」であることを強く実感しました。
だからこそ、耐震性や断熱性能をしっかり確保しながら、毎日の暮らしやすさ、家事や子育てがしやすい動線設計、収納計画、光や風を活かす設計、将来まで安心して住み続けられる間取りまで含めて、「住み心地そのものを設計すること」を大切にしています。
また、金融機関からこの住宅業界に入った経緯があり、専門的な住宅知識をできるだけ分かりやすくお伝えすることも自分の使命と考え、これまで積み上げてきた住宅業界の経験をもとに情報発信を続けています。
主な資格・実績
株式会社シーキューブ 代表取締役
二級建築士
住宅業界歴28年以上
新築・建て替え・リノベーション累計700棟以上に携わる
狭小住宅・都市型住宅・変形地住宅の設計実績多数
FMやお79.2MHz「OH家ェ あなたのおうちの相談室」メインコメンテーター(毎週火曜日11:20放送)
著書『家づくり 絆づくり 幸せづくり』
シーキューブについて
株式会社シーキューブは、大阪府八尾市・阿倍野区を拠点に、新築注文住宅・建て替え・リノベーション・中古住宅購入+リノベーション・土地探しまで、住まいづくりをトータルワンストップでサポートする住宅会社です。「HOME & STORY(家の話をしよう、家族の話をしよう。)」をコンセプトに、ご家族一人ひとりの暮らしに寄り添った家づくりを行っています。
特に、狭小住宅・変形地住宅・都市型住宅3階建て・共働き世帯の家づくり・収納設計・家事動線設計・光と風を活かすパッシブ設計・照明設計・性能向上フルリノベーションを得意とし、「限られた広さでも、広く豊かに暮らせる住まい」を、認知設計をつかった空間・住宅として数多く手掛けています。
ラジオでも家づくり情報を発信しています
FMやお79.2MHz「OH家ェ あなたのおうちの相談室」毎週火曜日11時20分放送中
ご相談・お問い合わせ
株式会社シーキューブ 八尾スタジオ/あべのスタジオ
TEL:0120-036-833 受付時間:10:00〜18:00 定休日:火曜日・水曜日
施工エリア:大阪(八尾市・東大阪市・藤井寺市・羽曳野市・柏原市ほか大阪府全域)、奈良(奈良市・大和高田市ほか)、京都(相楽郡・木津川市・京田辺市)
この記事について
※この記事は過去、FMやおで放送された内容を一部、ブログ用に修正・加筆したものです。住宅業界歴28年以上、累計700棟以上の住まいづくりに携わってきた二級建築士・安本昌巨が、実際の現場経験と設計・施工実績をもとに執筆・監修しています。掲載している内容は記事公開時点の情報です。法令・制度・補助金・住宅ローン・建築基準等は変更される場合がありますので、最新の情報についてはお気軽にお問い合わせください。










