70代・80代でエレベーターが止まったら。高層階の眺望と非常時のトレードオフ
50代からの大阪マンションリノベーション「これだけは知っておきたい・マンションリノベ45のリフォーム設計完全講座」
建築士と考える「ワンフロア動線」と「賢いマンション購入&改修」45選
70代・80代でエレベーターが止まったら。高層階の眺望と非常時のトレードオフ
第24講座|第6章 安全・防災・避難 第2話
公開日:2026年10月1日 更新日:2026年10月1日
この記事は、大阪・阿倍野区天王寺区で中古マンションの購入とリノベーションを考える50代の方に向けた「50代からのマンション10個のコツ」のうち、コツ⑥(安全・防災・避難)にあたります。10個のコツの一覧はこちら
重い買い物袋を持って、エレベーターが使えない状態で、階段を上っていく。1階、2階と進むうちに、息が上がり、足も重くなっていく。それが10階、15階まで続くとしたら、と想像してみてください。
マンションの高層階は、眺望がよく人気がありますが、非常時の移動についても、あわせて考えていただきたいと思っています。
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実際にあったご相談から
あるご夫婦は、高層階からの眺望を大変気に入られていたのですが、将来、エレベーターが止まった時のことを考えて、最終的には中層階を選ばれました。
別のお客様は、内覧の際に、実際に避難階段を使って歩いてみられました。想像していたより階段が急で、日頃から使う機会がないと厳しいかもしれない、と気づかれたそうです。
| 高層階 | 中層階・低層階 | |
|---|---|---|
| 眺望 | 良好なことが多い | 高層階ほどではないことが多い |
| 非常時の移動 | 階段での上り下りの負担が大きい | 階段での移動負担が比較的小さい |
| 確認ポイント | 避難階段の勾配・位置を確認 | 同様に確認は必要だが負担は相対的に小さい |
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今日、試していただきたいこと
もし今のお住まいが高層階であれば、一度、階段だけで何階まで上り下りできるか、試してみてください。将来を考える、良いきっかけになると思います。体力づくりも兼ねてできそうなことです。
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建築士として、いつもお伝えしていること
高層階を検討される場合は、眺望だけでなく、避難階段の位置や勾配、共用廊下の長さまで確認して、判断材料としてお伝えするようにしています。眺望以外の視点も、しっかり示すことを大切にしています。
見落としがちな補足
高層階を避けることだけが正解ではありません。眺望や日照など高層階ならではの魅力もあるため、非常時の移動負担とのトレードオフとして、ご自身やご家族の体力・年齢も踏まえて判断していただくのがよいと思います。
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高い場所の景色は、いつか自分の足で下りることも、一緒に考えてみてください。大阪でマンションを検討される際は、眺望と非常時の移動、両方を見ていただくことをおすすめします。
この内容は、FMやお79.2MHz「OH家ェ あなたのおうちの相談室」でもお話ししました。
よくある質問
高層階は避けたほうがいいですか?
一概には言えません。眺望などの魅力と、非常時の階段移動の負担を、ご自身やご家族の体力も踏まえて天秤にかけて判断することをおすすめします。
エレベーターが止まるとどうなりますか?
停電や点検などでエレベーターが止まると、階段での上り下りが必要になります。高層階ほど負担が大きくなります。
避難階段はどう確認すればいいですか?
内覧の際に、実際に避難階段を歩いてみることで、勾配や歩きやすさを体感として確認できます。
今日からできることはありますか?
今のお住まいが高層階であれば、階段だけで何階まで上り下りできるか試してみることが、将来を考えるきっかけになります。
大阪でマンションの階数選びを相談できますか?
はい。阿倍野区・天王寺区を含む大阪市内や八尾市など当社の施工エリアであれば、眺望と非常時の移動の両面からご相談を承っています。
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家づくりについてお気軽にご相談ください
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
住まいづくりは、一生に何度も経験するものではありません。だからこそ私たちは、「家を売ること」ではなく、「後悔しない家づくりの判断基準をお伝えすること」を大切にしています。
インターネットには多くの情報がありますが、ご家族によって最適な住まいは異なります。土地探し、新築注文住宅、建て替え、中古住宅購入+リノベーションなど、住まいづくりで気になることがありましたら、お気軽にご相談ください。
この記事の執筆・監修者
安本昌巨(やすもと よしきよ)
株式会社シーキューブ 代表取締役 二級建築士
住宅業界歴28年以上
大手ハウスメーカー(クボタハウス、三井ホーム、セキスイハイム、積水ハウスなど)の下請け施工工事会社として現場監督経験を積み、その後、元請けに転向し新築注文住宅・建て替え・リノベーション・不動産まで幅広く携わり、これまで累計700棟以上の住まいづくりに携わってきました。
大阪、奈良を中心に、狭小地・変形地・都市部住宅など条件の難しい土地での設計・施工実績が豊富です。「限られた土地でも、広く心地よく暮らせる住まい」を、認知設計という独自理論を組み上げた「同じ広さでも、より広く見える。広く感じる。」の設計を得意としています。
私が家づくりで最も大切にしたいのは、「性能」だけではなく「住み心地」です。生まれ育ちは大阪八尾の14坪の敷地での狭小住宅。幼いころ、父の実家、冬になると一度外へ出なければお風呂へ行けなかった祖父の家で暮らした経験があります。大学時代は阪神・淡路大震災を経験し、被災した友人たちの住まいを目の当たりにしました。その経験から、「家は単なる建物ではなく、家族の命を守り、日常をはぐくむ場所」であることを強く実感しました。
だからこそ、耐震性や断熱性能をしっかり確保しながら、毎日の暮らしやすさ、家事や子育てがしやすい動線設計、収納計画、光や風を活かす設計、将来まで安心して住み続けられる間取りまで含めて、「住み心地そのものを設計すること」を大切にしています。
また、金融機関からこの住宅業界に入った経緯があり、専門的な住宅知識をできるだけ分かりやすくお伝えすることも自分の使命と考え、これまで積み上げてきた住宅業界の経験をもとに情報発信を続けています。
主な資格・実績
株式会社シーキューブ 代表取締役
二級建築士
住宅業界歴28年以上
新築・建て替え・リノベーション累計700棟以上に携わる
狭小住宅・都市型住宅・変形地住宅の設計実績多数
FMやお79.2MHz「OH家ェ あなたのおうちの相談室」メインコメンテーター(毎週火曜日11:20放送)
著書『家づくり 絆づくり 幸せづくり』
シーキューブについて
株式会社シーキューブは、大阪府八尾市・阿倍野区を拠点に、新築注文住宅・建て替え・リノベーション・中古住宅購入+リノベーション・土地探しまで、住まいづくりをトータルワンストップでサポートする住宅会社です。「HOME & STORY(家の話をしよう、家族の話をしよう。)」をコンセプトに、ご家族一人ひとりの暮らしに寄り添った家づくりを行っています。
特に、狭小住宅・変形地住宅・都市型住宅3階建て・共働き世帯の家づくり・収納設計・家事動線設計・光と風を活かすパッシブ設計・照明設計・性能向上フルリノベーションを得意とし、「限られた広さでも、広く豊かに暮らせる住まい」を、認知設計をつかった空間・住宅として数多く手掛けています。
ラジオでも家づくり情報を発信しています
FMやお79.2MHz「OH家ェ あなたのおうちの相談室」毎週火曜日11時20分放送中
ご相談・お問い合わせ
株式会社シーキューブ 八尾スタジオ/あべのスタジオ
TEL:0120-036-833 受付時間:10:00〜18:00 定休日:火曜日・水曜日
施工エリア:大阪(八尾市・東大阪市・藤井寺市・羽曳野市・柏原市ほか大阪府全域)、奈良(奈良市・大和高田市ほか)、京都(相楽郡・木津川市・京田辺市)
この記事について
※この記事は過去、FMやおで放送された内容を一部、ブログ用に修正・加筆したものです。住宅業界歴28年以上、累計700棟以上の住まいづくりに携わってきた二級建築士・安本昌巨が、実際の現場経験と設計・施工実績をもとに執筆・監修しています。掲載している内容は記事公開時点の情報です。法令・制度・補助金・住宅ローン・建築基準等は変更される場合がありますので、最新の情報についてはお気軽にお問い合わせください。










