建築士は購入前に何を見るか。耐震資料と給水方式の確認ポイント
50代からの大阪マンションリノベーション「これだけは知っておきたい・マンションリノベ45のリフォーム設計完全講座」
建築士と考える「ワンフロア動線」と「賢いマンション購入&改修」45選
建築士は購入前に何を見るか。耐震資料と給水方式の確認ポイント
第25講座|第6章 安全・防災・避難 第3話
公開日:2026年10月1日 更新日:2026年10月1日
この記事は、大阪・阿倍野区天王寺区で中古マンションの購入とリノベーションを考える50代の方に向けた「50代からのマンション10個のコツ」のうち、コツ⑥(安全・防災・避難)にあたります。10個のコツの一覧はこちら
管理会社の方に協力していただいて、建物の設計図書や、耐震に関する資料を広げて、一つひとつ目を通していきます。紙の資料をめくる音とともに、この建物がどんな考えでつくられたのか、少しずつ見えてきます。
内覧の際は、間取りだけでなく、建築年や構造に関する資料も、できるだけ確認するようにしています。
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実際にあったご相談から
あるマンションでは、建築年から想定される耐震性能を確認し、それをもとにお客様へ、リノベーションで補える部分と、補えない部分を分けてご説明しました。
別のマンションでは、断水時に給水がどうなるか、高置水槽方式か、直結増圧方式かによって、対応が変わることをお伝えしました。方式によって、停電時の給水にも差が出ることがあります。
| 確認項目 | 一般的な内覧 | 建築士同行での内覧 |
|---|---|---|
| 耐震性能 | 特に確認しない | 建築年から想定される耐震性能を確認 |
| 給水方式 | 意識されにくい | 高置水槽方式か直結増圧方式かを確認 |
| 防災資料 | 見られないことも多い | 管理組合の防災対策資料の確認を依頼 |
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今日、試していただきたいこと
気になっている物件があれば、管理組合の防災対策の資料を、見せてもらえないか聞いてみてください。備蓄品の有無や、避難訓練の実施状況が分かることがあります。これは内覧時に聞いてみる価値があることです。
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建築士として、いつもお伝えしていること
私たちは、可能な範囲で、実際に避難階段や避難経路を歩いて確認するようにしています。図面上では分からない、実際の距離感や、通りやすさを確かめることを大切にしています。
見落としがちな補足
耐震性能や給水方式の資料は、マンションによって開示の範囲や保管状況が異なります。すべての情報が必ず入手できるとは限らないため、分かる範囲で確認し、不明点は管理会社に問い合わせる姿勢が大切です。
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防災は、書類と、自分の足の両方で確かめることが大切だと思います。大阪で中古マンションを探される際は、耐震資料や給水方式もあわせて確認していただくことをおすすめします。
この内容は、FMやお79.2MHz「OH家ェ あなたのおうちの相談室」でも詳しくお話ししました。
よくある質問
耐震性能はどう確認すればいいですか?
建築年から想定される耐震性能の目安を確認し、必要に応じて管理会社に資料の確認を依頼することをおすすめします。
給水方式とは何ですか?
高置水槽方式と直結増圧方式などがあり、方式によって停電時の給水状況に差が出ることがあります。
管理組合の防災資料は見られますか?
物件によりますが、見せてもらえることがあります。気になる物件があれば内覧時に確認してみることをおすすめします。
避難階段はどこまで確認すべきですか?
可能であれば実際に歩いて、勾配や距離感、通りやすさを確認することをおすすめしています。
大阪の中古マンション内覧で防災面も見てもらえますか?
はい。阿倍野区・天王寺区を含む大阪市内や八尾市など当社の施工エリアであれば、耐震・給水方式を含めた内覧同行をご相談いただけます。
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家づくりについてお気軽にご相談ください
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
住まいづくりは、一生に何度も経験するものではありません。だからこそ私たちは、「家を売ること」ではなく、「後悔しない家づくりの判断基準をお伝えすること」を大切にしています。
インターネットには多くの情報がありますが、ご家族によって最適な住まいは異なります。土地探し、新築注文住宅、建て替え、中古住宅購入+リノベーションなど、住まいづくりで気になることがありましたら、お気軽にご相談ください。
この記事の執筆・監修者
安本昌巨(やすもと よしきよ)
株式会社シーキューブ 代表取締役 二級建築士
住宅業界歴28年以上
大手ハウスメーカー(クボタハウス、三井ホーム、セキスイハイム、積水ハウスなど)の下請け施工工事会社として現場監督経験を積み、その後、元請けに転向し新築注文住宅・建て替え・リノベーション・不動産まで幅広く携わり、これまで累計700棟以上の住まいづくりに携わってきました。
大阪、奈良を中心に、狭小地・変形地・都市部住宅など条件の難しい土地での設計・施工実績が豊富です。「限られた土地でも、広く心地よく暮らせる住まい」を、認知設計という独自理論を組み上げた「同じ広さでも、より広く見える。広く感じる。」の設計を得意としています。
私が家づくりで最も大切にしたいのは、「性能」だけではなく「住み心地」です。生まれ育ちは大阪八尾の14坪の敷地での狭小住宅。幼いころ、父の実家、冬になると一度外へ出なければお風呂へ行けなかった祖父の家で暮らした経験があります。大学時代は阪神・淡路大震災を経験し、被災した友人たちの住まいを目の当たりにしました。その経験から、「家は単なる建物ではなく、家族の命を守り、日常をはぐくむ場所」であることを強く実感しました。
だからこそ、耐震性や断熱性能をしっかり確保しながら、毎日の暮らしやすさ、家事や子育てがしやすい動線設計、収納計画、光や風を活かす設計、将来まで安心して住み続けられる間取りまで含めて、「住み心地そのものを設計すること」を大切にしています。
また、金融機関からこの住宅業界に入った経緯があり、専門的な住宅知識をできるだけ分かりやすくお伝えすることも自分の使命と考え、これまで積み上げてきた住宅業界の経験をもとに情報発信を続けています。
主な資格・実績
株式会社シーキューブ 代表取締役
二級建築士
住宅業界歴28年以上
新築・建て替え・リノベーション累計700棟以上に携わる
狭小住宅・都市型住宅・変形地住宅の設計実績多数
FMやお79.2MHz「OH家ェ あなたのおうちの相談室」メインコメンテーター(毎週火曜日11:20放送)
著書『家づくり 絆づくり 幸せづくり』
シーキューブについて
株式会社シーキューブは、大阪府八尾市・阿倍野区を拠点に、新築注文住宅・建て替え・リノベーション・中古住宅購入+リノベーション・土地探しまで、住まいづくりをトータルワンストップでサポートする住宅会社です。「HOME & STORY(家の話をしよう、家族の話をしよう。)」をコンセプトに、ご家族一人ひとりの暮らしに寄り添った家づくりを行っています。
特に、狭小住宅・変形地住宅・都市型住宅3階建て・共働き世帯の家づくり・収納設計・家事動線設計・光と風を活かすパッシブ設計・照明設計・性能向上フルリノベーションを得意とし、「限られた広さでも、広く豊かに暮らせる住まい」を、認知設計をつかった空間・住宅として数多く手掛けています。
ラジオでも家づくり情報を発信しています
FMやお79.2MHz「OH家ェ あなたのおうちの相談室」毎週火曜日11時20分放送中
ご相談・お問い合わせ
株式会社シーキューブ 八尾スタジオ/あべのスタジオ
TEL:0120-036-833 受付時間:10:00〜18:00 定休日:火曜日・水曜日
施工エリア:大阪(八尾市・東大阪市・藤井寺市・羽曳野市・柏原市ほか大阪府全域)、奈良(奈良市・大和高田市ほか)、京都(相楽郡・木津川市・京田辺市)
この記事について
※この記事は過去、FMやおで放送された内容を一部、ブログ用に修正・加筆したものです。住宅業界歴28年以上、累計700棟以上の住まいづくりに携わってきた二級建築士・安本昌巨が、実際の現場経験と設計・施工実績をもとに執筆・監修しています。掲載している内容は記事公開時点の情報です。法令・制度・補助金・住宅ローン・建築基準等は変更される場合がありますので、最新の情報についてはお気軽にお問い合わせください。










